今回はこんな疑問にお答えします。
この記事の信頼性
・Fラン大から倍率20倍消防局に合格
・公務員試験には3回合格しています
消防士の試験対策には精通しているので、参考になる情報がお届けできるはずです。
この記事を読むことで「消防士になるための勉強はいつから始めたらよいか」が分かるようになります。
この記事で解決できる疑問
・消防士合格に必要な勉強時間は?
・勉強はいつから始めればいい?
・オススメな参考書や勉強の進め方は?
まず始めに結論です!
①1年前から始めるのがオススメ
②地頭が良くても半年は確実にかかる
③公務員試験合格には1000時間必要と言われている
それでは詳しく解説していきます!
消防士になるための勉強はいつから始めればいい?
【消防士の勉強はいつから?】オススメは1年前
消防士になるための勉強は1年以上前から対策に取り組むことをオススメします。
ちなみに「1000時間」という目安は、公務員試験に3回合格した筆者からしても同意できる基準です。
・公務員試験の出題幅は膨大
・正しい戦略を知らなきゃ落ちる
・量をこなす時期も絶対必要
なので試験に合格するには「正しい戦略を知り、適切な参考書を使って、努力しまくる」ことが重要です。
まずはこの3つを知ることが合格の鍵
具体的な勉強法については『【倍率20倍合格者の戦略】消防士の筆記試験対策を元消防士が解説!』の記事で詳しく解説しています。
消防士になるための勉強は最低でも半年必要
消防士になるための勉強は、最低でも半年間は絶対に必要です。
・出題範囲が膨大だから
・量をこなす時期も必要だから
・GMARCHクラスの受験者も増えているから
これらをカバーするにはどうしても時間がかかります。
また、得点を上げるためにはとにかく問題を解く量をこなす時期が必要。
つまり色々な意味で公務員試験合格のハードルは高まっているので、地頭が良い方でも半年間は対策しなければ合格はほぼ無理ゲーです。
・得点が伸びにくい試験である
・受験者のレベルが上がっている
ちなみに公務員試験はどんなに学力が高かろうが、東大出身だろうが、ノー勉で臨めば99%落ちます。
というのも、過去問や例題に触れてみないと分かってこない「問題の物の見方」や「数字をいじくるコツ」があるんですよ。
ちなみに…
1ヶ月や3ヶ月で合格した事例はありますが、ノー勉で合格したという報告は今のところ入ってきてません。
※筆者の周りでは
なので公務員試験は、やらなきゃ確実に落ちるということをまず知っておきましょう。
試験範囲を網羅するにはどれだけ効率良く学習しても半年間はかかります。
かなり効率良くポイントを押さえて学習しなければ、半年間でも合格は厳しいことを理解しましょう。
やはり長い時間かけてじっくり学習した方が、知識の定着度は良いです。
あまり急いで学習しするのも色々とデメリットが生じます。
・急いで学習して抜けが出る
・復習の時間がとれない
・間に合わなかったら為す術なし
勉強に自信があるという方は少数派だと思います。
なので、勉強期間に少しでも不安がある方は1年前からの学習をオススメします。
消防士の勉強はいつから?:半年前
半年前からの学習はとにかく時間との勝負です。
具体的な学習戦略は『【倍率20倍合格者が解説】公務員試験を1ヶ月で合格するための戦略とは?』の記事が参考になると思います。
この記事は1ヶ月で合格を目指すロードマップですが、公務員試験合格のための最短ルートを解説しています。
具体的な要点は…
①とにかく効率よく
②隙間時間は全て勉強に回す
③捨て科目をハッキリさせる
とにかく効率重視でなおかつ、生活を全て勉強に費やす覚悟を決めましょう。
また学習の際は、分野でなく科目に特化して対策していきましょう。
公務員の筆記試験(教養試験)は、「科目」とそれらからなる「分野」にカテゴリ分けされています。
分野ごとに学習している時間なんてありません
本来であれば、数的処理分野→文章理解→…といったように、分野ごとに攻略していくのがセオリーです。
ですが半年で合格を目指すならそんなことをしている余裕はないので、①学習すべき科目と②捨て科目を明確にしてピンポイントで学習しなければなりません。
配点が高い科目
①数的・判断推理
②現代文・英語
③社会・時事
年によって多少のばらつきはありますが、基本的に数的推理・判断推理・現代文・英語の4科目だけで全問題数の約4~5割の出題数を占めます。
なのでまずはこの4つの科目を最優先で攻略していきましょう。
その後は「対策すべき科目」を攻略
対策すべき科目とは「勉強すれば必ず得点できる科目」を指します。
・資料解釈
・得意な暗記科目
・時事系科目
要するに数字や文章を扱う科目と違い、学習次第で確実に得点アップが狙える科目を対策していこうという流れになります。
消防士の勉強はいつから?:1年前
1年程度の時間があれば、ある程度余裕をもって試験対策ができるでしょう。
・じっくり確実にインプット
・十分に復習できる
・並行して面接対策も可能
復習しながら学習を進めていくことも十分可能で、捨て科目を作る必要がない程度には網羅できます。
優先すべき分野
・数的処理
・文章理解
・社会、時事
やはり優先すべきは出題数の多い数的処理と文章理解の分野です。
まずは思い切って長い時間をかけ、着実に2つの分野の基礎を固めましょう。
その他の科目に優先順位を付けるなら以下のようなイメージ。
①社会・時事
②政治・法律
③日本史・世界史
④生物・地理・地学
⑤物理・化学
これは出題比率を考慮した順位付けです。
社会・時事科目は数的処理と文章理解の次に出題比率の高い科目です。
次に人文科学分野、社会科学分野と続くので上の順で学習を進めれば問題ありません。
また自然科学は無理に勉強しなくてOK
実際のところ数学や化学、物理などの理系科目は未経験や文系だと厳しいものがあります。
得点が伸びにくい科目の上、そもそも出題数が例年3~5問程度なので無理に学習する必要はありません。
強いて言うなら…
・物理、化学の公式だけ暗記
・生物などの暗記科目の学習
これらをマスターしておけば少なくとも全問不正解にはなりません。
消防士の勉強はいつから?:1年以上前
断言しますが、1年以上前から正しい学習を行えば99%合格できます。
・すべての科目を網羅できる
・90点以上を目指しましょう
・苦手科目を完全に克服しよう
注意点は、試験までの期間が長いので中だるみが生じやすい点です。
ちなみに学習の進め方は。前述の1年前からの学習法に沿って対策していけばOKです。
主要分野から攻める!捨て科目は必要なし!
1年以上の時間があるなら捨て科目は基本的に必要ありません。
特に学生など時間がある方はこれくらい前に対策を始めるのが理想
時間があれば作文や面接対策も余裕をもって対策できるので、なるべく早めからの学習をオススメします。
【消防士になるための勉強】どれくらいの勉強時間が必要?
公務員試験合格には1000時間必要と言われている
一般的に公務員試験合格には1000時間の学習が必要と言われています。
ですが正しい戦略と学習を知ることで時短は可能。
・捨て科目を作る
・分からない問題は諦める
・確実に25問正答する力をつける
・得意科目を伸ばす
この4つを意識することで、1000時間を一気に短縮させることができます。
実際のところ、前述したような「公務員試験の正しい勉強法」が分かっていない方が多いので、必然的に遠回りになってしまっているケースがほとんどです。
なので効率の良い最短ルートを知ることで、学習時間を大幅カットできるんですよ。
また学習には「ノルマ」を設けるようにしましょう。
昨日よりも解ける問題が増えたか
これを目標に学習に取り組むと良いです。
というのも、学習を続けている内に下のように思う時期が必ず来ます。
その時に進歩の目安となるのが、昨日よりも新しい問題が解けるようになったかという基準。
また公務員試験の学習は途中で挫折してしまう方が多いです。
・ゴールが見えない
・成長しているか分からない
・やる意味を考えてしまう
なので時短するポイントを知り、学習を習慣化できるようなスタイルを確立することが重要です。
・勉強を作業化しない
・こなすのが目的としない
・解ける問題の復習ばかりやらない
このような点に注意して、継続しやすい学習法を自ら探ってみましょう。
毎日3時間を目標に1年間続けましょう
目安は毎日3時間の勉強です。
単純計算で…
3時間×365日=1095時間
時短ができなくても、1年前から始めれば余裕をもって1000時間に到達できます。
何度も言いますが、余裕をもって取り組めるよう計画的に進めましょう。
【消防士の勉強はいつから?】オススメの参考書
まずは過去問ではなく、解説が理解できるような初心者向けテキストから入ることをオススメします。
参考書のオススメについては『【倍率20倍合格者が厳選】消防士の筆記対策!参考書ランキング8選!』の記事で詳しく参照できます。
・初心者向け参考書から
・過去問から入ると挫折しやすい
・まずは1冊を周回
取っつきの参考書次第で以降のモチベーションが大きく変わってくるので、テキスト選びはよく考えて選定しましょう。
消防士になるには予備校に通うべきか
消防士を目指すオススメの予備校は?
基本的には独学でも消防士の採用試験には十分合格できます。
ですが以下に当てはまる方は予備校の利用を検討しても良いかもしれません。
・お金を払えばモチベを保てる人
・面接等のサポートも受けたい人
・社会人で時間がない人
・分からない問題を質問したい人
このような方は予備校に通うことで、質の高い試験対策ができるでしょう。
また消防士になるための予備校については『【消防士を目指すならここ!】オススメの予備校4選と比較・口コミ』の記事で解説しています。
ちなみに予備校は専門学校に入校するよりも、web通信がオススメです。
予備校にはいつから通うべき?
予備校に通い始める時期は「試験日から1年前」が目安です。
消防士の試験は基本的に独学で十分合格可能。
なので2年間以上の期間が取れる余裕のある方は、独学で試験対策をした方が費用も掛かりませんし、自分のペースで進められます。
2年コースはぶっちゃけ不要です
【消防士の勉強はいつから?】まとめ
・合格には1000時間の勉強が必要
・オススメは1年前から始める
・配点が高い科目から攻略
・1000時間を逆算して計画を立てる
・毎日3時間学習×1年で1000時間到達
・参考書選びは重要
・初動でミスるとリカバリーが大変
いかがだったでしょうか?
合格には1000時間の勉強が必要とされていますが、結局のところ一番大切なことは「継続」することです。
今回の記事がこれから消防士を目指す方の参考になれば幸いです。
本記事は以上となります!