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【倍率20倍消防局合格者が解説】消防士の試験に受からない人が実践すべき打開策5選

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消防士の試験に落ち続けています…
もう消防士は諦めた方がいいでしょうか?

今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。

筆者のプロフィール

・倍率20倍の消防局に合格
・地元の田舎消防本部に首席合格
・警察官採用試験で180人中4位合格

公務員試験には3回合格していますので、それなりに信頼できる情報が発信できるはずです。

本記事を読むことで以下がご覧になれます

・落ち続ける=諦めるべきか
・採用試験合格のために重要なこと
・合格のために実践すべきこと5選
・オススメの予備校

【消防士の試験に受からない人】諦めるべき?

A.少しでも未練があるなら諦めるべきではないです。

消防士の試験に受からなくても:落ちても再チャレンジしようと思える時点で才能アリ

大半の受験生は一度で諦める

断言しますが、不合格でも挑戦し続ける時点で才能があります。

筆者の同期生でも4回落ちて合格を勝ち取った人もおり、まさしく粘り勝ちといったところでしょう。

当たり前のことですが、何度も挑戦できるということはそれだけ合格率が高まるということです。

2回や3回の不合格で諦めるな

考えてみて下さい。

近年では消防職員採用試験の倍率が4~6倍という本部も多く、毎年合格しずらくなってきている印象です。

平均して5人に1人しか受からないことを考えると、2回3回と落ちてしまうこともおかしなことではありません。

今後も安定を求めて公務員志望が増え続けるなら、一度で受かる受験者も少数派になってくるに違いありません。

消防士の試験に受からなくても:優秀な消防士で不合格を経験している人は多い

一発合格は少数派

実際に合格すると消防学校というところに入校になりますが、そこで出会う同期生はおそらく半分以上が不合格経験者でしょう。

筆者の同期生は60名ほどでしたが、そもそも高卒ストレートで入ってきた人は全体の2~3割ほどでした。

それ以外は専門卒や大卒など様々でしたが、20~22歳の層が最も多かった印象です。

優秀な奴が多い

一度は落ちて苦しい思いをしたものの、東京に合格したりとんでもない努力家だったりと優秀な同期が多いです。

それは不合格を経験した故の消防に対する熱意の強さだと感じます。

不合格経験者は、失敗を経験している分消防に対する思いが強いので、採用後も懸命に仕事に打ち込むがんばり屋が多い印象です。

消防士の試験に受からなくても:受かった時の喜びが半端じゃない

合格する興奮を知ってほしい

何度も落ち続けた分、合格した時の喜びも倍増します。

自分だけでなく家族や友人も喜んでくれるだろうし、夢をかなえたという事実に対し自己肯定感も増します。

もし次の受験で合格する未来があったとして、そこで諦めてしまうのは勿体ないですよね。

受かるとかなりチヤホヤされます

消防士は公務員ですので周囲からのウケがとても良いです。

消防士というだけでステータスになるんですね。

ですので一度受かってしまえば一生モノの地位が手に入り、人生のターニングポイント(結婚や老後)も円滑に進みやすくなります。

【消防士の試験に受からない人】合格のために重要なことを知る

消防士の試験に受からない:消防職員採用試験は努力で突破可能

努力の方向性を今一度考える

ぶっちゃけ消防士の試験程度なら努力で突破できます。

それはあなたの努力が足りないからと言っているわけではなく、正しい努力の仕方が分かっていないだけです。

独学で勉強に励む方がいる一方、予備校に通ってプロに教わる受験生もいます。

何から手を付けてよいか分からない人と、プロに合格までの筋道を教わってチャレンジしている人では差がでます。

試験は戦略的に攻める

受験する本部は何次試験まであるのか、またその配点はどのような感じなのかを知る必要があります。

配点3割の作文試験と7割の筆記試験だとしたら、どちらに力を注ぐべきなのか分かるはずです。

ただ闇雲に試験対策をするのではなく、合格するにはどうすることが近道なのかを常に考えて取り組む必要があります。

消防士の試験に受からない:採用試験は「運」も必要

・東京受かったけど地元落ちた人
・明らかに優秀なのに全落ちした人
・コネ採用を疑われる合格者

これらは筆者の同期生にもいましたし、おそらくどこの消防本部にも存在します。

なぜこのようなことが起こるかというと、ズバリ採用試験合格には運も必要になってくるからです。

理由としては以下の2つ。

結局、評価(採点)するのは人

筆記試験ならまだしも面接などの対面試験の評価は人が行いますよね。

機械が正確に点数化してくれるわけではなく、人が採点するということは少なからず私情や好みが反映されます。

悔しいですがこれは避けようがないので、運も実力の内だと割り切るほかありません。

本部により求めている人材が違う

筆者自身が合格してきた経験や、他の本部の同期生を見てきた中で感じたことは、本部ごとの合格者に方向性があるのかなといった点です。

倍率の低い本部で落ちたが高い方では受かった同期生も多くいました。

これは消防本部によって求めている人材が違うということになります。

消防士の試験に受からない:何よりもまずは筆記試験対策

1次試験は筆記が多い

ほとんどの消防本部では1次試験に筆記を設ける場所が多いです。

よく筆記対策と並行して2次の面接対策に取り組む受験者が多いですが、1次で落ちてしまっては話になりません。

まずは目の前の筆記試験に通過することを第一として、確実に次のステップに進むことが重要です。

試験は一点集中

採用試験では1次と2次の試験対策を並行するのではなく、順を追って一点集中で取り組むことをオススメします。

一例ですが倍率20倍の本部だと、1次試験(5倍)×2次試験(4倍)=20倍というようなカラクリになります。

なのでこうして見ると意外と高倍率ではなく、目の前の試験対策に集中すべきだということが分かります。

【消防士の試験に受からない人】実践すべき打開策5選

仕事を辞めて1年間筆記試験対策に集中する

試験に落ちてしまった方は、アルバイトや仕事を辞めてしまって勉強に打ち込むのも手です。

というよりも何度受けても落ちてしまうのなら、生きている時間を勉強に全振りすべきです。

仕事にとられる時間を年間で算出

特に企業勤めの正社員ですと勉強する時間をそもそも確保できません。

フルタイムだと勤務にとられる時間は、準備や通勤退勤などを含め最低10時間は超えるでしょう。

単純計算でも10時間×365日=3650時間になります。

また公務員試験を合格するために必要な勉強時間は1000時間と言われているので、十分合格ラインに到達できるボリュームです。

質も大切ですが量も絶対的に必要

「量よりも質だ」とはスポーツでも勉強でもよく言われます。

これに異論はありませんが、公務員試験対策(筆記)に関しては量をこなす時期も絶対的に必要です。

どうしても受かりたいのなら仕事を辞めるくらいの覚悟をもって勉強に臨むべきです。

受験できる本部は可能な限り受けまくる(全国)

全国探せばいくらでも受験可能

一例ですが三重県の津市消防本部の受験年齢上限は35歳です。

また神奈川県の湯河原町消防本部は40歳まで受験可能。

この他にも年齢制限が30歳を超えるような消防本部は少なくないので、県をまたいで可能な限り受験して合格率を高めましょう。

行くかどうかは受かってから考えればOK

地元で働きたい方や諸事情により県外への就職は難しいという方も多いと思います。

しかしそれが理由で消防士になる夢を諦めてしまうのは非常に勿体ないです。

断言しますが、何度落ちても挫折しない時点で才能があります。

日本には726消防本部(平成31年現在)あるのですから、あなたを採用してくれる消防本部は絶対にあります。

1カ所受かれば気持ちが変わる

地元から遠くて行く気がない消防本部だったとしても、どこか1カ所合格を勝ち取れば気持ちが変わるかもしれません。

何度も落ち続けているのなら、合格した時の喜びは尚更ますでしょう。

ですので、まずは全国の消防本部を漁り1カ所合格することを目標としましょう。

消防署見学に行き現職の人にアドバイスをもらう

消防署見学のメリット

・職員が顔を覚えてくれる
・現職の人から助言をもらえる
・面接時のネタになり評価も上がる

時間が許す方は絶対に消防署見学に行くべきです。

上で挙げたメリットの他にも様々な利点があり、受験する上で必ず武器になります。

消防署見学をする受験者はほぼゼロ

ハッキリ言って実際に消防署に見学をしに下見に行く受験者はほぼゼロです。

ですので一度庁舎に訪れることで、他の受験者よりも熱意を買ってくれやすく、確実に差をつけることができます。

また採用側から視ても、見学に来てくれた子は仲間意識が芽生えること間違いなしです。

現職の人から話を聞ける

極端な話、ここで得られる情報は消防署見学に行った受験者しか知れない情報です。

また面接において熱意をアピールする最も簡単な手段は、受験する本部に対する圧倒的な情報量です。

・この子の調べっぷりは尋常じゃないな
・それだけ受かりたいんだろうな

採用側にこう思わせることができれば、試験は有利に運びます。

インターンシップや職業体験、またはアポを取っての見学でも良いので受験する消防署には必ず事前に足を運び、実際の職場を目の当たりにしましょう。

1次から最終試験までとにかく細部にこだわる

・エントリーシートは1番に出す
・ネクタイの色や柄まで気にする
・経歴書の写真は写真屋で撮る
・靴は磨いておく

これらの細かい部分は最低でもこだわりましょう。

よくありがちなのが「採用試験は実力勝負なので身だしなみや接遇は最低限出来ていれば良いだろう」という考えです。

しかし近年、倍率が高まっている消防職員採用試験では、このようなマインドだとまず受かりません。

細かいところで差が付く

全国的に5倍以上の倍率が普通になってきている消防士の試験では、細かい部分が差になってきます。

普通でまともな試験対策や面接をしても大勢の受験者に埋もれてしまうんですね。

ですので他の受験者より一歩前に出るためには、「目立つ」ことと「細かい部分にこだわる」ことが必須です。

採用側は消防士になった後の姿を想像している

採用側は自分たちの本部に尽くしてくれる志願者を求めています。

エントリーシートを1番に出したり、消防署見学に行くことは確実に目立ちますしプラスにはたらきます。

一つ一つの行動に熱意を伝えられれば「この人は消防士になった後もしっかり勤めてくれるだろうな」と印象付けられるでしょう。

面接では「どうしても消防士になりたい」熱意を伝える

・どうしても消防士になりたい
・そこでなきゃいけない理由
・落ちても来年また受けると伝える

面接官の心を揺さぶるには、やはり熱意を伝えるしかありません。

面接だからと言って控えめになりすぎず、自分が消防士になりたい気持ちをすべてぶつけましょう。

もちろん一方的に喋り倒すのはNGですが、隙があれば差し込んでいけるような意識を持つことが大切です。

面接官「前回不合格だった原因は?」

この質問には必ず具体的に答えられるように準備しておきましょう。

落ちた原因の分析が不透明だと、面接官からもマイナスの評価を食らってしまいます。

不合格の理由は何か、また今回はどう改善して試験に臨んできたのかを具体的に伝えられるよう準備が必要です。

挑戦する姿勢は必ず評価される

落ち続けているからと言ってあまり悲観的になる必要はありません。

むしろその情熱がプラスに評価されるだろうくらいの意気込みで受験するべきです。

心が折れなず挫折をしない受験者は面接官から見ても魅力的に映るはずです。

【消防士の試験に受からない人】予備校や専門学校は不要

消防士の試験に受からない人でも予備校が不要な理由

・独学で突破できるから
・費用がかかるから
・予備校生でも不合格者はたくさんいる

これらが主な理由となります。

予備校に通ったからといって確実に受かるわけではありませんし、結局は本人の努力次第です。

よく合格率98%と謳っているような予備校もありますが、あの数値はハッキリ言ってインチキです。

極端な話ですが、100人中98人が不合格で2人が49ずつ(計98)合格した事実を、合格率98%と算出している場所もあります。

予備校は基本的にうまみがない

通わなくても合格している受験者も多くいますし、そもそも公務員試験は努力がものを言いいます。

入校にかかる費用も少額ではないので、それなら独学の方がコスパが良くない?というのが筆者の考えです。

どうしても独学に限界を感じているなら予備校もアリ

とはいえ独学だと勉強に集中できない方、やっぱり不安だからプロに教わりたいという方もいると思います。

基本的に予備校は不要派の筆者ですが、どうしても限界を感じているなら予備校に通うのもアリです。

もし予備校入校を考えているなら『通信講座』を受講するのがオススメします。理由はざっくり以下の通りです。

・費用が安く済む
・必要な講座だけピックアップ可能
・24時間いつでも受講可能

色々精査した結果、通信講座は『たのまな』が良いと思います

ヒューマンアカデミー通信講座『たのまな』

講座料金の分割払いもできますし、筆記だけでなく面接試験にも対応しています。

講座検索から「公務員」と入力することで受講が可能です。

【消防士の試験に受からない人】まとめ

・未練があるなら諦めずに挑戦すべき
・優秀な人でも不合格経験者は多い
・正直、消防士の試験は数打ちゃ当たる

いかがだったでしょうか?

何度も試験に落ち続けると嫌気がさして諦めたくなる気持ちも出てくるのが人間です。

しかしそれは非常に勿体ないことで、消防士の試験はハッキリ言って努力でなんとかなるレベルの試験です。

粘り強く挑戦することが最も大切

今回の記事が消防士を目指す方の参考になれば幸いです。

本記事は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
にえふ
元消防士の「にえふ」です。地方の消防局を退職後、現在は主にweb制作などを手掛けているフリーランス。倍率20倍消防局に合格した経験をもとに、試験対策ノウハウや消防に関する情報を発信しています。