プロフィール

運営者情報

元消防士で現在はweb制作等を手掛けているフリーランスの「にえふ」です。

 

・消防士として数年間勤務してました

・組織風土や今後について深く考え退職

・現在はホームページ作ったりしています

 

偏差値40のいわゆる「Fラン大」から倍率20倍消防局に合格した経験をもとに、消防の試験対策や内部事情について発信しています。

経歴

田舎生まれ、田舎育ち

関東圏内のド田舎で生誕。

 

どれくらい田舎なのかというと、家のドアを開けたら田んぼと山しか見えないそんな場所。

 

シティーボーイという言葉とは縁遠く、自然に囲まれた環境で育ちました。

 

その暮らし方が今でもベースにあるので都会の雰囲気や騒音溢れた場所、人ごみはどうも苦手。

 

伸び伸びできる開放的な場所だと落ち着きます。

 

現在は自分の好きな仕事(プログラミングなど)をしながら、田舎でまったり暮らしています。

消防士を目指すまで①

進路に悩んでいた大学3年、転機が訪れます。

 

大学にある就活支援課から「自治体のインターンシップに行ってみない?」とのお誘いが。

 

当時夢もなく就きたい職業もなかった私は「なんかよく分からないけど、とりあえず行ってみるかぁ」くらいのノリで応募してみることに。

 

そしてインターンの応募書類には「希望部署」を記入する欄がありました。

 

↓こんな感じ

【第1希望部署】:「〇〇〇課」志望理由:・・・

【第2希望部署】:「〇〇〇課」志望理由:・・・

 

はて、困りました。

 

元々自治体なんて興味のなかった私に希望部署なんて思いつきませんでした。

 

そこでとりあえず第1希望には「人事課」、第2希望には「消防署」を記入することに。

 

当時は「人事って就活生の採用とか面接とかするんでしょ?タノシソー」くらいの感覚です笑

 

そして第2希望に「消防署」を記入。

 

これはなぜかと言うと、高校時代に一度「消防士を目指そうかな?」と思った時期があったからです。

 

消防士を目指していた当時の友人に感化され「人命救助っていいなぁ」と感じたことがきっかけでした。

 

そんな過去もあり、ここでも「なんとなく」消防署を希望することに。

 

大学に入ってからは

 

「体育会系とか無理」
「きついこととかしたくない」

 

と考えが変わり、結局消防士になる夢は自然と進路から外れていきましたが…

 

やっぱり自分の中で消防に対する憧れやカッコよさが心の奥底に眠っていたのだと思います。

 

そして月日が流れ…

 

支援課から連絡が入ります。

 

「第1希望の人事課が都合により受け入れを停止したそうなので、にえふさんは繰り下がりで第2希望部署に行くことになりました。」

 

・・・そんなわけで職場体験は市内の消防署にいくことが決定しました。

消防士を目指すまで②

そしてインターンシップ当日を迎え、消防署へ足を運ぶと・・・

 

そこには大声で指揮をとりながら、隊列を組んで敬礼をする消防士の姿がありました。

 

青、オレンジ、グレー、様々な色の活動服を身に纏った消防士たちが真剣な眼差しで交代式を行なっていたのです。

 

もうこの瞬間に「自分がなりたかったのはこれだ」と確信しました。

 

その後はレスキュー隊の訓練を見たり消防についての座学や車両の点検要領など様々なお話を聞き・・・

 

心に火が宿った消防士たちの姿に心打たれてしまったわけです。

 

もう全てが私にとって輝いて見えたんですよ。

 

私の中で初めて将来の夢が見つかった瞬間で「消防士を目指そう」と改めて意志が固まりました。そこからは一念発起。

 

生産性のないぐーたらする時間とはおさらば。

 

バイトと部活以外の時間を全て勉強に捧げ、少々無理をしながらも夢に向かって努力し続けました。

 

毎日平均して6~7時間は勉強していた記憶があります。

 

時には友人との交流やプライベートを犠牲にし、周囲から「冷たい奴」と思われたこともあります。

 

ですが当時の私は燃えていたので、ひたすら「すべきこと」に集中。

 

そして時は流れ試験を経て、幸いなことにインターンシップで訪問させてもらった消防局に合格、晴れて消防士になることができました。

 

同時に就活の滑り止めとして受験していた、地元の県警察官の採用試験と田舎消防本部の採用試験にも合格。

 

今後が最も明るく見えた時でした。

なんで消防士を辞めたの?

消防士になってみたはいいものの、不器用でHSP気味な私は痛い目にあうことに。

 

ミスをして失敗し、怒鳴られ、仲間の足を引っ張る日々…

 

加えて根性論者の体育会系が多く、精神的にも肉体的にも追い込まれました。

 

そして効率化よりも伝統やルールを重んじる業務の組織風土に嫌気がさし…

 

追い詰められた私は、ある朝目覚めたとき体が動かなくなってしまいました。

 

無理をして、そして自分を誤魔化しながら仕事をしていましたが、半分鬱のような状態だったのだと思います。

 

それからというもの、真剣に自分と向き合ってみました。

 

定年までこれ続けるの無理だな…。理想と現実はやっぱり違った。我慢して嫌なこと続けて、定年した時には老後安泰な資金があるわけで…。でも果たしてそれは本当の幸せなのだろうか?

 

人生100年時代と言われる現在、20代で就職して退職するのは60~70代。

 

これを考慮すると、人生の半分は仕事に時間を費やすことになります。

 

それは絶対に嫌だと痛感した私は「幸福度の追求」に焦点を当て…

 

限られた時間と幸福度を天秤にかけ、そこで見えてきたものは「物事には優先順位がある」ということでした。

 

若い内は可能性が無限大であり、できることがたくさんある一方、歳をとるとできることの範囲は狭まってくるでしょう。

 

「人生は一度きり」

「不幸な時間はもったいない」

 

収入が減っても自分の好きなこと・やりたいことをして生活するのは幸せなんじゃないか。

 

辛いなら少しくらい逃げても良い、人生の幸福度を追求していくことが本来の「生き方」なのではないか。

 

短い人生を思い切り楽しもうという信念が形成され、吹っ切れた私に消防士を続ける選択は完全に消滅しました。

新しい生き方

不器用、HSP、パソコンを使った作業が好き、文章を書くのが好き、なるべく人と関わりたくない… 色々精査した結果、ノマドワーク(職場を固定しない働き方)が適しているだろうと思い、プログラミングの勉強を始めてみることに。

 

これがまあ自分の性格とマッチしまして、現在はホームページの制作などを生業とすることができるようになりました。

 

web制作の他にも、ブログ執筆やNOTE、SNSでの情報発信に力を入れており、ウェブを通して楽しく生活しております。

当ブログの目的と対象読者

当ブログの目的は消防士目指す方や消防の内部事情に興味がある方に向けての情報発信となります。

 

・消防士や公務員を目指したい方

・消防士のリアルや内部事情に興味がある方

 

もちろんそれ以外にもたくさんの方にご覧いただければ幸いです。

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