今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。
筆者のプロフィール
・元消防士で現在はフリーランス
・倍率20倍の消防職員採用試験に合格
・公務員試験には3回合格しています
公務員試験には精通しているので、それなりに参考になる情報がお伝えできるはずです。
この記事で解決できる疑問
まず先に結論です!
①1ヶ月合格はかなり厳しい
②でも1ヶ月で受かる人もいる
③結局は努力次第です
④効率よく勉強しなきゃ落ちます
それでは詳しく解説していきます!
※本記事は筆記試験タイプ「教養試験」の対策を想定した記事となります。
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公務員試験入門ハンドブック
公務員の仕事や採用試験って、曖昧でよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
身近で詳しい人も中々おらず、筆者も情報集めに苦労した経験があります。
・公務員の仕事の内容
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ちなみに資料は無料で請求できるので、1冊持っておいても損はないです。
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公務員試験は1ヶ月で合格できる?
【公務員試験】1ヶ月で合格はかなり厳しい
結論から言うと、公務員試験を1ヶ月で合格するのはかなり厳しいです。
・ほぼ無理ゲー
・確率的には多分20人に1人くらい
・GMARCHでも落ちる人がいる
勉強しなきゃ高学歴でも落ちるのが公務員試験です。
しかし稀なケースですが、受かっている人がいることも事実です。
なので試験まで1ヶ月しかないからと言って諦めるのは非常にもったいないんですよ。
1ヶ月だけダメもとで足掻くのもアリ
【公務員試験】1ヶ月で合格できる人はどんな人?
1ヶ月で合格を勝ち取った受験者には、ある程度の共通点があります。
・生活の9割を勉強に費やす
・正しい戦略で学習する
・正しい参考書を使う
要するに「適切な参考書を用いて正しい戦略でめちゃめちゃ努力した人」が1ヶ月合格を実現させています。
【公務員試験を1ヶ月で合格】参考書は何を使えばいい?
公務員試験でオススメな参考書については『【倍率20倍合格者が厳選】消防士の筆記対策!参考書ランキング8選!』の記事で詳しく参照できます。
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この記事は消防士を目指す方へ向けて書いた記事ですが、職種を問わず教養試験を受ける方には参考になると思います。
始めの内は1冊のテキストを周回しましょう
【公務員試験】でも1ヶ月合格が不可能でない理由3選
①択一式問題だから
公務員の教養試験は択一式で書き取り問題は1問も出題されません。
なので「適当に解答しても得点できてしまう可能性がある」という点が合格を狙える理由です。
②出題科目の比率が大体決まっているから
教養試験では科目ごとの出題比率がおおよそ決まっています。
数的処理:全問中35~38%
文章理解:全問中15~27%
その他:全問中35~50%
※過去の出題の平均値
数的処理と文章理解の出題が実に全体の5割を占めています。
また職種によって問題数に違いはあれど、例年通りでほぼこのような配点で落ち着いています。
なので「出題比率がある程度決まっている」という点も、1ヶ月合格を期待できる要素です。
③解き方のパターンが決まっているから
教養試験科目の中でも、数的処理は解き方を暗記するだけで解けてしまう問題が多いです。
①解き方がパターン化されている
②解法を覚えた数で合否が決まる
③解き方の型を詰め込むことが重要
なので理屈が分かっていなくても、型に数字を当てはめるだけで答えが導き出せたりします。
これが1ヶ月合格を狙える理由の3つ目です。
【公務員試験】1ヶ月で合格するには?
「20問」または「25問」正答できる力をつける
公務員教養試験の合格ボーダーラインはおおよそ6割と言われています。
ここで重要な戦略は、なんとしても自力で5割を得点する力をつけることです。
例:問題数50問
①25問正答→残りは25問
②5択問題のため1/5は正解
③確率的に5問に1問は正解と考える
④25問中5問程度は当たってしまう
⑤25問+5問=30問正答
つまり5割正答できれば、残りの問題をあてずっぽうに解答しても6割を狙える可能性があります。
数字で見ると意外と何とかなりそう!
捨て科目を作る
全ての科目を勉強するのではなく、必ず捨て科目を作りましょう。
・出題数の低い科目の勉強は時間の無駄
・筆記試験対策は時間に追われる
・全て網羅しようとすると時間が足りない
出題率の低い科目は、そもそも1問も出題されなかったというケースもあるので、学習するメリットがほぼありません。
ちなみに捨て科目を具体的に挙げると以下のようなもの。
・思想、文学
・芸術
・数学や地学
・未経験ではきつい科目
→物理や化学、経済など
これらの勉強は「やらない」または「後回し」にして、まずは重要科目の基礎固めから徹底しましょう。
どうしても理解できない問題は諦める
いつまでも理解できない問題は潔く諦めましょう。
何度やっても解けない問題は一旦離れてみると、意外とあっさり解けるようになることがあります。
要因としては、色々な問題を解いていく中で数学の物の見方が変わったり、新しい視点が養われるから
なので時間がたつとこれまで解けなかった問題が、不思議と理屈から理解できるようになったりします。
得意科目を伸ばす&時事科目を攻める
なので重要科目(数的処理・文章理解)以外の科目は、自身が得意または興味がある科目を伸ばしていきましょう。
・得点アップに直結しやすい
・モチベーションが下がりにくい
また同時進行で時事科目の学習に取り組みましょう。
時事科目は出題率の高い(平均5問程度)科目です
また時事科目のテキストは以下がオススメです。
数的処理・文章理解・時事の3科目で8割方正答できる力が身につけば、その時点で約4割の得点が見込めると思います。
まとめとしては以下の通りです。
・苦手科目は諦める(重要科目以外の)
・時事問題の得点率を上げる
・得意科目は100%正答を目指す
暗記科目は毎日詰め込む
暗記科目の学習はできるだけ毎日行いましょう。
具体的には以下の科目の学習が配点が高くオススメです。
・日本史
・世界史
・地理
・政治、法律
これらの科目は毎日10個でも良いので新しい知識を覚えることが重要です。
また暗記科目の得点を伸ばすには時間がかかるので、なるべく初期の段階から取り組むことをオススメします。
・暗記科目の学習はあくまでサブ
・新しいことを毎日暗記する
・早い段階から取り組んでおく
暗記科目の学習は、ほぼセンスを必要としないので勉強次第で誰でも得点を伸ばすチャンスがあります。
なので暗記科目だからと先延ばしにせず、毎日コツコツ詰め込んでいきましょう。
【公務員試験】1ヶ月合格のまとめ
・一ヶ月合格はかなり厳しい
・しかし受かった人もいるのが事実
・1ヶ月で受かる人は超努力家が多い
・正しい戦略で対策しなきゃ落ちる
・25問正解で確率的に合格圏内
・捨て科目をつける
・どうしても分からない問題は諦める
・苦手科目を克服する時間はない
・得意科目を伸ばす
いかがだったでしょうか?
実際には鬼の努力の他にも、運が必要になってくるのは否めません。
・1ヶ月合格は完全に不可能なことではない!
最後の1日、最後の1時間でも粘って勉強に取り組むくらいの熱意があれば、なんとかなる可能性あり
この記事が公務員を目指す方へ向けて参考になれば幸いです。