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【2022年版】消防士の試験の難易度はどのくらい?元消防士が具体的に解説します。

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消防士になりたいんですが、試験ってやっぱり難しいんですか?倍率が高いって聞くし、どれくらい勉強すれば合格できるの?

今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事です。

筆者のプロフィール

・元消防士で現在はフリーランス
・倍率20倍の消防局に合格
・地元の田舎消防本部に首席合格

公務員試験には3回合格しているので、それなりに参考になる情報がお伝えできるはずです。

この記事を読むことで「2022年の消防士の採用試験の難易度はどのくらいか」を知ることができます。

この記事で解決できる疑問

・消防士の採用試験の難易度は?
・どれくらいの勉強量が必要?
・合格には才能が必要なの?

まず始めに結論です!

結論

①消防士の試験難易度は高い

②倍率10倍はざらにある

③合格には1000時間の勉強が必要

④努力次第で誰でも受かります

それでは詳しく解説していきます!

 

消防士の試験の難易度は?

【消防士の試験の難易度】①:断言しますが難易度は高めです

ハッキリ言って消防職員採用試験の難易度は高めです。

理由は主に以下の通り。

・倍率が高い本部が多い
・多様化する試験項目
・体力よりも学力や人柄重視

倍率5倍は当たり前の時代!

最近の消防士の採用試験は倍率が高めの傾向にあり、倍率4倍以上の本部がほとんどです。

全て調べたわけではありませんが、体感的に倍率4~6倍が平均値だと思います。

もちろんこれよりも倍率の高い10倍以上なんて本部もゴロゴロあります。

・消防士の採用試験はハードモード

・倍率は平均4~6倍、10倍以上もざら

・正しい戦略と半端ない努力が必要

・試験タイプを知り適切な参考書を使う

消防職員採用試験の概要をザっとまとめるとこんな感じです。

この倍率を突破するには正しい戦略を知り、適切な参考書を使って、なおかつ相当努力しなければなりません。

消防士の筆記試験の勉強法については『【倍率20倍合格者の戦略】消防士の筆記試験対策を元消防士が解説!』の記事で参照できます。

【倍率20倍合格者の戦略】消防士の筆記試験対策を元消防士が解説! 今回はそんな疑問を持つ方へ向けての記事です。 この記事の信頼性 消防士の試験対策には精通しているので、それ...

多様化する試験項目

昨今の消防職員採用試験は実に多様化しています。

最近では集団面接やグループディスカッションを導入する消防本部も増えていて、学力だけでは合格が厳しいのが現状。

一昔前のような「運動神経さえよければ合格できる時代」はすでに終わっています。

消防の仕事は頭が良くなきゃできない!?

消防の仕事って、柔軟な頭や冷静な判断力がないと務まらないんですよ。

特に近年では災害自体が多様化していることもあり、人命救助には高い技術や幅広い知識が必要です。

したがって面接官は「この人が消防士になっても大丈夫かな」という観点でも見ています。

人命を扱う「消防」という職業はそれなりにデキる奴、いわゆる「スペックが高い」人材を求めているわけです。

つまり消防の試験は倍率が高いということの他に、求められるレベルが高いという点も、試験難度が高まる要因になっています。

消防士になるには…

①学力が必要

②賢さも必要

③努力家である必要あり

【消防士の試験の難易度】②:高倍率が当たり前な時代

消防士の試験倍率は高い!

何度も言いますが、近年の消防職員採用試験の倍率は高めの傾向。

筆者の体感ですが、倍率を地方別で区分けすると以下のようなイメージです。

地方別の倍率

・地方の田舎消防本部
→平均3~6倍

・規模の大きい消防本部
→平均5~10倍

・政令市消防本部
→平均6~20倍

・東京消防庁
→平均15~25倍

募集枠の区分は考慮していません。あくまでも筆者の印象。

消防士になる道がいかに険しい道のりかがお分かりになると思います。

また、最近は「公務員」自体の人気が高まっています。

最近は消防士だけでなく、公務員そのものの人気が高まっています。つまり公務員試験全体的に倍率が上がっているわけです。

公務員の志願者が増えている理由は以下の通り。

・収入が安定しているから
・近年の日本の景気が悪いから
・ぶっちゃけモテる
・公務員はステータス

「収入が安定している」という側面だけを見て公務員を受験する人が増えています。

これは裏を返すと…

「なんとなく公務員になりたい」
「でも職種どれにするかなー」
「運動好きだし消防受けようかな」

こんな風に考える人が、どんどん消防の採用試験に流れてくるわけです。

するとさらに試験の倍率は上がります。

【消防士の試験の難易度】③:試験自体は「高卒」レベル

「地方初級」レベルを設ける本部が多い

一口に公務員試験と言っても、職種に応じて難易度が変わってきます。

筆記試験の難易度

・地方初級・中級・上級

・市役所初級・上級 など

この内、大抵の消防本部は最も簡単な「地方初級」レベルを設ける場所が多いです。

ちなみに地方初級は高卒程度、上級は大卒程度の難易度という認識でOK。

ざっくり分けると、地方初級は消防・警察・田舎自治体、上級は県庁や官僚、国家一般・総合職という風になります。

また地方初級は難易度が易しいので、勉強次第で誰でも合格できるレベルです。

【消防士の試験の難易度】④:受験者のレベルはピンキリ

消防士の試験を受ける受験者のレベルはピンキリです。

というのも、最近ではGMARCHクラスの大卒生までもが消防士の試験を受ける時代になったからです。

地方の高校生と名門大出身の就活生が同じ土俵で受験することになるので、受験生のレベルにはかなりの差があります。

・収入安定志向の大学生が増加

・GMARCH出身の受験者も増加

・高校生はかなり茨の道

【消防士の試験難易度】政令市消防本部の倍率比較

政令市消防本部の倍率を簡単な表にまとめてみました。

大阪市消防局大卒:9.3倍(男/4月採用)
6.6倍(男/10月採用)
13.6倍(女/4月採用)
3倍(女/10月採用)
高卒:29.5倍(男/4月採用)
11.1倍(男/10月採用)
47.5倍(女/4月採用)
8倍(女/10月採用)
名古屋市消防局大卒:4.2倍
高卒:11倍
京都市消防局10.4倍(高・大卒合同)
横浜市消防局大卒:4.1倍
救命士枠:4.9倍
高卒:9.5倍
救命士枠:5.2倍
神戸市消防局大卒:5.3倍
高卒:未記載
北九州市消防局大卒:10.5倍
高卒:16.6倍
札幌市消防局大卒:6.8倍
高卒:8.7倍
短大卒:5.7倍
川崎市消防局大卒:6.3倍
高卒:未記載
福岡市消防局大卒:11.9倍
高卒:21.6倍
広島市消防局Ⅰ種:20倍
Ⅱ種:7倍
仙台市消防局大卒:8.6倍
高卒:23.1倍
千葉市消防局大卒:5.6倍
高卒:23倍
さいたま市消防局大卒:13.3倍
救命士枠:18.8倍
高卒:18.2倍
救命士枠:10倍
静岡市消防局大卒:5.4倍
高卒:6.6倍
堺市消防局大卒:5.1倍(10月採用)
5.2倍(4月採用)
高卒:10.8倍
新潟市消防局大卒:2.3倍(9月採用)
4.4倍(次年度採用)
高卒:26.4倍
浜松市消防局大卒:6.5倍
高卒:9.5倍
高卒救命士枠:12倍
岡山市消防局大卒:5.9倍
短大・高卒:14.3倍
相模原市消防局大卒:7.1倍
高卒:19.2倍
熊本市消防局救命士枠:8.3倍
大卒:7.2倍
高卒:15.1倍

この表は令和3年または令和2年の各自治体ホームページを参考に作成したものです。

消防士の試験の難易度:どれくらいの勉強が必要?

公務員試験合格には1000時間の学習が必要

目安として公務員試験に合格するために必要な勉強時間は1000時間と言われています。

これはあくまでも通説ですが、筆者としてもこの目安にはおおむね同意。とにかく質の良い勉強を膨大な量こなさなければ合格は厳しいです。

実際には要領よく重要科目をピックアップして勉強することで時短が可能です。

時短には主に以下の3要素が重要になってきます。

時短のポイント3つ

出題率の高い科目から勉強
②捨て科目を作る
③毎日確実に進歩する

ちなみに出題率の高い科目は数的処理・文章理解分野です。

この2科目だけで全問題の約5割を占めます。

なのでまずはこの2つを徹底的に攻略することが合格の近道になるわけです。

またこれらの科目についてのオススメな参考書は『【倍率20倍合格者が厳選】消防士の筆記対策!参考書ランキング8選』の記事で参照できます。

【倍率20倍合格者が厳選】消防士の筆記対策!参考書ランキング8選! 今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事です。 筆者のプロフィール ・元消防士で現在はフリーランス ・Fラン大か...

学生時代の学力によって変わる

もちろんですが、筆記対策の勉強量は個人の学力によって変わってきます。

まずは以下のポイントを考慮し、自身がどれくらいの学習が必要なのか知りましょう。

①学生時代勉強は得意だったか
→YES(1点)/NO(0点)

②理系、文系どちらが得意か
→理系(1点)/文系(0点)

③勉強のブランクはどれくらいか
→1年以内(1点)/それ以上(0点)

ハッキリ言って、公務員試験程度なら努力次第で誰でも合格できる難易度なので、あまり難しく考えなくて大丈夫です。
合計点が…

1点以下だったら→こちらへ

2点以上だったら→こちらへ

勉強が得意&成績が良かった人は「500時間」

2点以上だった方は「500時間」!

元々理数系に強かったり学生時代に成績が良かったという方は、500時間を目安にしても良いです。

大抵の人は合格までに1年程度の時間が必要ですが、勉強が得意な方は効率の良い学習により、より短い期間で合格圏内に入れます。
500時間で十分な理由

・数字に強ければ一気にイージーに

・理系科目に強ければ初動が変わる

・解放を覚えた後は暗記科目だけでOK

正直なところ、初めから数的処理系の科目が解けるようであれば、公務員試験の難易度は一気に下がります。

スタートダッシュがまるで違います

公務員試験合格に1000時間必要と言われている最たる理由は、この「数的科目」を攻略することが困難だからです。

しかし裏を返すと、数的処理に強い理系の人や元々勉強が得意な人はこの壁を越えている状態でスタートを切れるわけです。

ひとまず毎日3時間の学習から始めましょう

学習期間の目安を単純計算すると…

パターン①:半年の場合

500時間÷180日(約半年)
2.7時間/日

パターン②:1年間の場合

500時間÷365日(1年間)
1.4時間/日

そんなわけで、半年前から学習に取り組むことで合格水準に達することが可能。

でも実際にはパターン②の1年間の学習がオススメ。保険をかけて長めに期間を取っておいた方が間違いはないです。

またその他にも短期の学習はデメリットがあります。

・急いで学習すると抜けが出る

・学習の定着度が落ちる

・復習の時間が取れない

なのでなるべく毎日少しずつでも解くことが重要です。

なので「500時間くらいならまだ勉強しなくていいや」と試験対策を先延ばしにすることはやめましょう。

勉強が苦手&成績悪かった人は「1000時間」

1点以下だった方は「1000時間」!

勉強にあまり自信がない方は1000時間を目安に学習しましょう。

学習のポイント

・少ない時間でも毎日必ず勉強

・なるべく頻繁に問題に触れる

・量をこなす時期も必要

また具体的な学習期間は「1年以上」と長めにとることをオススメします。

1000時間到達の目安

パターン①:1年の場合

1000時間÷365日=2.7時間/日

パターン②:1年半の場合

1000時間÷550日=1.8時間/日

単純計算だと、試験の1年前から始めて毎日3時間の学習で1000時間に到達します。

でも勉強に自信がない方は、もっと前から学習に取り組むことをオススメします。

実際に学習を始めると「これ本当に間に合うか…?」と不安になると思います。

なのでモチベーションを維持できる範囲で、なるべく長い期間かけてコツコツ対策していきましょう。

頻繁に問題に触れるべし!

少しの時間でも良いので、できるだけ問題に触れるようにしましょう

頻繁に学習することで…

・学習の定着度が上がる

・長期記憶に残りやすい

・問題の対応力が上がる

というわけで、とにかく何度も反復して確実に吸収していくことが大切です。

どうしても解けない問題は諦める

正直、何度やっても解けない問題や解説が理解できない問題は潔く諦めた方が良いです。

公務員に筆記試験対策は時間との勝負。いつまでも分からない問題に時間を割いている暇はありません。

かといって何でもかんでもすぐに諦めてしまうのは良くないです。

しかし筆記試験対策は効率よく学習する必要がある事を頭に入れておきましょう。

【消防士の試験の難易度】才能は不要です

【消防士の試験の難易度】才能が不要な理由

断言しますが、公務員試験(なおさら消防職)程度なら努力次第で誰でも合格できます。

才能は不要な理由

・択一式問題だから

・勘で回答しても当たることがある

・解き方がパターン化しているから

要するに、勉強量と慣れによって対応できる試験なのです。

地頭が良い人を除き、公務員筆記対策の勉強は量をこなさなければ力が付きません。

なので学歴等は必要なく、結局は努力したかどうかで合格が決まってしまいます。

学歴があっても対策しなきゃ落ちます

これは確実に言えることです。

・教養試験の出題は幅広い

なのでどれだけ高学歴であっても、ノー勉で合格することは限りになく不可能に近いです。

【消防士の試験の難易度】量をこなす時期も必要

公務員試験合格には量をこなす時期も必要です。

これは筆者の経験則でもありますが、とにかく問題に解き慣れないと見えてこない物の見方や理屈があります。

「量より質が大事」という意見に否定はしませんが、公務員試験の学習に関しては例外です。

色々な問題に触れていく中で数字をいじくるセンスが徐々に磨かれていきます

ですので、教養試験の対策は量と質のどちらも必要ということを覚えておきましょう。

【消防士の試験の難易度】予備校は通うべき?

結論から言うと、予備校は不要です。

なぜなら、前述した通り消防士の採用試験程度なら独学で合格可能だからです。

公務員試験は努力がものを言う世界。最終的にはやる気と熱意で合否が決まってしまいます。

さらに予備校講座は費用と時間がかかりますので、それなら個人で学習した方がコスパ良くない?というのが筆者の見解です。

ですが以下に当てはまる方は予備校の利用を検討しても良いかもしれません。

予備校を利用すべき人の特徴

①筆記だけでなく面接対策もしたい

②お金を払えばモチベを保てる人

③分からない問題を講師に質問したい

このような方は予備校の利用を検討するのもアリです。

またオススメな予備校については『【消防士を目指すならここ!】オススメの予備校4選と比較・口コミ』の記事で詳しく解説しています。

【消防士を目指すならここ!】オススメの予備校4選と比較・口コミ 今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事です。 この記事の信頼性 消防士の試験対策には精...

【消防士の試験の難易度】まとめ

 

まとめ

・消防士の試験難易度は高い
・基本的に倍率4~6倍以上
・10倍以上も珍しくない
・公務員志望者が増えている
・合格には学習1000時間が必要とされる
・なるべく長い期間学習に取り組む
・消防職くらいなら誰でも合格可能
・才能は不要、結局は努力次第
・量をこなす時期も絶対必要

いかがだったでしょうか?

公務員は人気な職業で、中でも消防士は特に志望が集中します。しかしいくら難易度が高いと言っても結局は本人の努力次第です。

なので消防士になれるかどうかは熱意の強さで決まります。

「あの時勉強してればよかった…」

→と後悔するとき、それは「今」です

この記事が消防士を目指す方の参考になれば幸いです。

本記事は以上となります!

ABOUT ME
にえふ
元消防士の「にえふ」です。地方の消防局を退職後、現在は主にweb制作などを手掛けているフリーランス。倍率20倍消防局に合格した経験をもとに、試験対策ノウハウや消防に関する情報を発信しています。