地元以外の志望動機を作るのってめちゃくちゃ悩みますよね。
記事の信頼性
・公務員試験3回合格
・倍率20倍消防局合格
地元以外の公務員試験にも合格経験があるので、参考になる情報がお伝えできると思います。
この記事を読むことで「地元以外の消防本部を受験する場合の志望動機の作り方」が分かるようにになります。
この記事で解決できる疑問
まず始めに結論です!
地元以外の受験は…
①消防署見学に行きましょう
②通過の秘訣は情報量と熱意
③年報や白書を読み漁ることが重要
④地元じゃなくても不利じゃない
それでは詳しく解説していきます!
【例文あり】消防士になる志望動機がない!対策5選を元消防士が解説』
『【面接対策編】偏差値38だった私が倍率20倍の消防局に合格した具体的7ステップ
地元以外の志望動機はどう作る?
自己分析して「自分だけの武器」を探す
自己分析を行い自分の適性や強みを知ることで、独自性のある志望動機が作りやすくなります。
また、採用されてから自分の強みをどう活かして組織に貢献していくかを明確にすることができるんですよ。
特に地元外からの受験で、何を書いていいか分からない、または組み込める実体験やエピソードが無いという方には、良いヒントが得られると思います。
就活サイトや転職サイトで
適性診断や自己分析する
自分の頭で一から分析するのは手間がかかるので、就活サービスや転職アプリを利用するのが手っ取り早いです。
またもしアプリを使って自己分析をするなら「キミスカ」や「dodaキャンパス」をオススメします。
これらのサービスは質問数が多く、正確性の高い結果を得やすいです。
やりたい業務と部署を明確にする
地元以外の志望動機を作るならやりたい業務と希望部署の明確化は必須です。
例えば…
このような感じで、自分が就きたい業務を具体的に伝えられるとポイントが高いです。
試験官にとっては受験生がなんで消防士を目指そうと思ったかなんて、ぶっちゃけどうでもいいというのが本音。
採用側が最も知りたいことは、組織に入ってどんなことをして貢献してくれるのかという部分です。
特に地元以外であれば尚更
やりたい業務の明確化は重要
希望業務が明確な志望動機は熱意が宿るんですよ。
なので可能であれば地元の消防本部にはない部署や取り組み・政策を取り入れて志望動機を作ることが好ましいです。
地元の消防本部との違いを見つける
地元以外の消防本部と取り組みや政策の違いはないかを探して、差別化を図りましょう。
地元以外を受験するなら、それなりの理由を欲しているのが試験官。
それに応えるためには徹底的な情報収集が必要になります。
これらを丸暗記するくらい情報を集めれば、何かしら志望動機に組み込めそうな気づきがあるはずです。
なのでまずは受験する消防本部の年報に目を通し、基本的な情報を取ってデータとしてまとめる作業を行うとよいでしょう。
地元以外の志望動機を作る4つのポイント
地元以外の志望動機を作るなら:①徹底的に情報収集
前述しましたが、地元以外の本部を受けるなら情報収集は必須になります。
ここで重要になってくるのが「年報」なんですよ。
年報とは…
基本的には受験する本部のホームページから該当ページに飛べるはずです。
場所によっては「消防白書」や「消防統計書」などと記載している所もありますが、内容は同じです。
また以下の項目は重点的に熟読しましょう。
この辺りは地元との取り組みの違いを見つけるうえで必須の項目になってきます。
差別化できるポイントが見つかったら、今度はそれを人に説明できるレベルまで落とし込みましょう。
面接試験で深堀りされても、的を射た回答ができる準備が必要です。
地元以外の志望動機を作るなら:②消防署見学に行く
できればアポを取って実際に消防署に訪問できるとよいです。
見学に行くメリットは…
ハッキリ言って書ききれないくらいのメリットがあります。
なので筆者的には「消防士の採用試験を受けるなら署見学に行かない理由はない」とさえ思っています。
ちなみにわざわざ署まで足を運ぶ行動力がある受験生は、間違いなく全受験生の一握りです。
それが地元以外の受験生なら
更に評価は上がります
受験は一次試験の前から始まっているんですよ。
他の受験生が筆記や面接対策に必死になっている中、こうした根回しをすることも実は重要なんですよ。
地元以外の志望動機を作るなら:③現職と繋がりを持つ
可能であれば受験する本部とのパイプを持てると有利です。
実際に倍率20倍の消防局に合格した元同僚は、消防署見学がきっかけで繋がりを持ち、自分しか知りえない情報を武器に合格を勝ち取りました。
①消防署見学で会う
②熱心な姿勢に関心を持ってくれる
③その後も何度か署に訪問
④趣味の話に発展し意気投合
⑤プライベートでも交流
⑥情報を得られる環境構築
これ、本当にあった話ですからね。
元同僚の熱意が半端じゃない点は否めませんが、こうした環境を構築したのは紛れもなく才能ではなくて「彼の貪欲さ」です。
合格の根底にあるのは「行動力」
消防署見学を通してでもいいですし、SNSあるいは署に質問の電話を入れてみてもいいでしょう。
積極的に受験先の職員と関わり、自分しか知りえない情報ルートを確立できれば、大きなアドバンテージが得られます。
地元以外の志望動機を作るなら:④試験官を納得させる
「なぜ地元以外なのにここを受験したのか」という部分で、試験官を納得させましょう。
試験官が求めている情報は、なぜ地元じゃなくてここしかダメなのかという核心を突く部分。
なので「うんうん、その通り」「それは地元の本部じゃできないよね」「しっかり調べてきてるね」という納得・共感を得る必要があります。
そのためには…
・圧倒的な情報量で熱意を伝える
・どういった点で地元と異なるのか
・そこでしか従事できない理由は何か
・問題点や課題に説得力ある意見を述べる
この辺りを志望動機に盛り込めば、試験官も納得してくれます。
またこれらすべてを組み込む必要はなく、この内の2.3個を取り入れるだけでもポイントは高く付くでしょう。
なぜなら、前述したとおり9割以上の受験生が消防士になりたいと思ったきっかけだけで作り終わしてしまうからです。
【例文】地元以外の志望動機(消防士の採用試験)
・×消防士→〇消防官
※正しい職名は「消防官」です
・パクってOK
・コピペバレには注意
・部分的な抜粋や差し替えを推奨
【例文1】地元以外の志望動機
【例文2】地元以外の志望動機
【例文3】地元以外の志望動機
地元以外の受験は不利になる?
結論から言うと、地元以外だからと言って不利になることはありません。
なぜなら近年の消防職員採用試験は県外・地元外からの受験が当たり前の時代だからです。
ただ前提として「滑り止め」や「第2志望である」ことを匂わさないことが条件。
その辺りの直感に
試験官は敏感です
なので試験官の立場になったつもりで常識を持った対応ができれば、地元外という条件が不利に働くことはないんですよ。
また、昔の試験では…
様々な事情で地元民は受験に有利な時代が続きました。
しかし現在は試験採点の業務委託などもあり、不正的な採用はほぼ不可能になっています。
なので地元か否か問わず、多くの受験生がチャンスを得やすい環境であるこてゃ間違いないです。
【地元以外で消防士になる志望動機】まとめ
・自己分析と志望動機を結びつける
・自分だけの武器を見つける
・やりたい業務と部署を明確にする
・地元本部との違いを探す
・政策や取り組みなど
・徹底的に情報収集を行う
・消防年報や白書に目を通す
・ホームページの情報は暗記
・消防署見学はめちゃくちゃ有効
・余裕があるなら必ず訪問する
・現職の人と繋がりを持てれば◎
・自分しか知らない情報を仕入れる
・行動力で合否はほぼ決まる
・試験管を共感、納得させるのも重要
・地元以外の受験は不利ではない
今回は地元以外の志望動機の作り方について解説しました。
地元以外の消防本部を受験する場合は①情報を集めて地元本部と差別化を図る、②情報量で熱意をアピールして試験官を納得・共感させることが重要です。
また下記の記事も消防官を目指すうえで参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
『【例文あり】消防士になる志望動機がない!対策5選を元消防士が解説』
『【2022年版】消防士の試験の難易度はどのくらい?元消防士が具体的に解説します。』