公務員に興味があるけど、試験が難しそう…
頭が良くないとどうせ受からないんでしょ?
倍率や難易度はどのくらい?
今回はそんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。
こんにちは、にえふです。
私は某消防局に勤めていた元消防士で、現在はブログの運営や物販を営んでいるフリーランスです。
筆者の経歴
ですので公務員試験には3回合格した経験があります。
今回は公務員に興味がある方や公務員を目指す方へむけて解説していきます!
本記事では以下がご覧になれます
公務員試験の難易度や倍率
公務員試験の難易度は?
A.職種によって違います。ただし地方はそんなに難しくありません。
財務省や環境省などいわゆる「官僚」系や都道府県庁、特別区などは難易度が高めです。
これらの職種は「上級」に位置付けられています。
「初級」は高卒向けの難易度に設定されており、警察官や消防職員の採用試験などは初級であることが多いです。
つまり公務員試験の難易度は職種によって明確に区別されているんですね。
倍率は?
A.官僚(国家総合職)、県庁、特別区は倍率高め
中には100倍を超えるようなところもあります。
【必読】倍率のカラクリを知る
一口に公務員といっても様々です。
国家公務員なのか地方公務員なのか、はたまた役所の職員なのか警察官か消防か…
また公務員はあくまでも「自治体の職員」です。
ですので消防は市町村の職員、警察官は県の職員となります。
もっと具体的に説明すると、消防なら「〇〇市職員の消防職枠」警察は県の職員なので「〇〇県職員の警察官枠」になります。
意外だと思いますが、保健師や保育士、歯科衛生士や看護師なども公務員枠で募集している自治体があります。
つまり公務員である保育士や看護、そうでない保育士や看護師といった風に分けられるんですね。
その他にもたくさんありますが、詳しくは市町村ホームページの職員採用情報で確認することができます。
【必読】倍率のカラクリを知る2
さてこれを踏まえて倍率のカラクリを考えます。
先に挙げた高倍率の職種(官僚系や特別区など)は人口が多い都市に集中していますよね。
ですので相対的に人口の多い都市で試験が行われれば、それに比例して受験者も多くなるわけです。
一方で私の地元(ド田舎)の役場職員の採用試験は、4人募集で受験者の数は8人でした。
はい、倍率2倍です笑
また保育士や看護師といった特別な資格を持つ方も限られてきますし、第一に公務員枠ではなく直接私立の保育園や病院等の求人を経て勤務します。
そうすると公務員枠で受験する保育士や看護師もそんなに多くないのが現状です。
つまり公務員試験の倍率は地域や職種によってかなり左右されるんですね。
したがって地方の自治体では倍率が低く、政令市やその他大都市では倍率高めの傾向にあります。
ですので公務員の倍率や難易度と言っても「高い」「低い」とハッキリ断言した答え方はできないわけです。
公務員試験は努力で受かるのか?
A.受かります。才能は必要ありません。
理由としては2つあります。
戦略的に解くことが超重要
解答パターンに型があるから
公務員試験の筆記試験は解き方が決まっている問題が多いです。
特に配点の高い「数的処理系」の科目はその傾向が強く、「解き方を暗記」してしまえばほぼ全ての問題に対応できるようになるんですね。
ですので文系の方や元々数学が苦手な方は、「解き方のパターンを増やしていく」ということが筆記試験攻略の重要なポイントになります。
簡単な例ですが…
・リンゴが3つと梨が4つあります。果物の合計の数はいくつでしょう?
・塩水が2リットルと砂糖水が3リットルあります。二つを合わせた水溶液は何リットルでしょう?
このような問題があるとします。
共通している点はどちらも足し算であることですよね。
つまり問題文や提示物が変わっても「足し算」が分かっていれば解ける問題ですよね。
公務員の筆記試験もこれと全く同じで、解き方のパターンを増やしていくことでほとんどの問題に対応できるようになります。
択一式の問題だから
ほとんどの自治体は、財団法人日本人事試験研究センターというところに試験問題の作成を委託しています。
そのため筆記試験は5択問題になっています。
これを言い換えると適当に答えを書いても、20%(1/5)の確立で正解するということになります。
ここで重要になってくるのが消去法です。
絶対に間違っている選択肢や解答的にありえない答えをつぶしていきます。
2つの肢を切ることができるだけで正解率は40%まで持っていけるわけです。
かなり迷ったとしても、最終的に2つに絞ることができれば正解できる可能性は半々になります。
つまり分からない問題でも選択肢の数を減らしていけば、正答率も高まって得点アップにつながるわけです。
合否を分けるレベル2問題
公務員試験の筆記試験問題には3つに難易度分けされている印象です。
体感的にですが、レベル1は解けて当たり前、レベル2は解けるか否か試される、レベル3は解けない前提の問題といった感じです。
また実際の対策問題集にも、難易度が3つに分けられているテキストもあります。
レベル1問題は確実に正解を拾いにいくことが必須でして、レベル3は周りの受験生も解けないことが予想されるので問題ないです。
ここで得点の差になってくるのがレベル2の問題です。
レベル2の問題は解ける受験生と解けない受験生で分かれます。
ですのでこのレベル2問題をどれだけ正解できるかが合否のカギとなるわけです。
ただしレベル2問題は、解答パターンに当てはめれば確実に解けるような問題なので、試験までに費やした勉強量がものを言います。
オススメの受験先は?
A.給料で選ぶならやっぱり官僚、政令市、特別区。とにかくどこでもいいなら地方の役所。
給料面で選ぶなら
給料面で選ぶなら、やはり官僚、政令市職員、特別区の職員になります。
かなり高倍率で難易度の高い試験になりますが、それに見合った給料や福利厚生を得られます。
また、やはり規模の大きい自治体は財政が充実しており人員も確保されているので、組織的にしっかりしているところが多いです。
とにかく「公務員」になりたいなら
A.地方の市役所、役場職員がオススメです。
給与面ではハッキリ言って厳しいところがありますが、何よりも倍率が低いため門は広いです。
特に資格職(看護師、栄養士、保育士など)の倍率は低めで、受験者1名なんてところもあります。
ですので合格が約束された試験になることもあります。
専門学校や大学などで看護師や保育士など特別な資格を取得した方は、地元に戻って公務員枠で働くこともアリですね。
「安くても安定した給料が欲しい」「そこそこの福利厚生を得たい」「公務員の肩書が欲しい」
そう思う方には田舎の地方職員がオススメになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事をご覧になって一人でも多くの方が公務員を目指していただければ幸いです。
公務員試験に合格できるかどうかはハッキリ言って努力次第です。
大体の方は「どうせ私なんか…」と諦めてしまい、そこで終わってしまいます。
しかし断言しますが、公務員試験は誰でも受かるレベルです。
「難しい」、「受からない」といった固定観念は一度度外視して、とりあえず問題を解いてみることが最初のステップです。
あまり深く考えずに勉強を始めてみると、案外何とかなってしまうことに気が付くはずです。
本記事は以上となります!
最後までご覧いただきありがとうございました。