地元以外の志望動機は何を書けばいいか、とても悩みますよね。
この記事の信頼性
・倍率20倍の採用試験に合格
・公務員試験に3回合格
合格した試験は消防や警察の公安系ですが、公務員試験には3回合格しているので参考になる情報がお伝えできると思います。
この記事で解決できる疑問
・地元以外の志望動機はどう作る?
・地元以外の志望動機の例文は?
・地元以外を受験する場合に重要なことは?
まず始めに結論です。
①その自治体だけの強みを見つける
②面接官の立場になって考える
③実際に庁舎見学に行くことが重要
それでは詳しく解説していきます!
クレアールでは以下の情報が詰まった資料が無料で請求できます。
・公務員の仕事の内容
・必要な勉強量
・合格スケジュールについて
・採用試験の種類
・全国の試験日程
・年齢制限の一覧表
また社会人の方向けに公務員転職ハンドブック進呈のサービス付き。
数量に限りがあるので、もし請求する場合はなるべくお早めに!
【公務員試験】地元以外の志望動機はどう作る?
地元以外の志望動機を作るなら:①その自治体にしかない強みを探す
地元以外の志望動機を作るなら、その自治体にしかない強みを見つけることが重要です。
なので間違っても「滑り止めです」や「試験日程が被っていないから」などのようなネガティブな志望動機を作ってはいけません。
地元にはないような、その市が独自で取り組んでいる政策や事業を見つけてみましょう
隅々まで調べれば市が抱える課題やそれに対しての対策、他の市にはない取り組みが必ずあるはずです。
ヒントは「年報」や「白書」
自治体のホームページには「年報」や「白書」、「統計書」と呼ばれる、自治体の組織図や課題・政策・職員数などを全てまとめた報告書が掲載されています。
なのでこれに目を通せばその市の大体の情報が網羅できるわけです。
これを熟読しているかどうかで志望動機に書ける内容も随分変わってくるので、一度調べてみることをオススメします。
可能であれば、実際に庁舎見学に行くことを強く推奨します。
現役の職員の方からお話を聞けるチャンスですし、年報を読むだけでは分からないような内部の実態を知れる可能性があるからです。
地元以外の志望動機を作るなら:②その町が大好きである熱意を全力で伝える
地元以外の志望動機を作るなら、その町が大好きであることをアピールすることが重要です。
その町の観光地や行事、食べ物など何でも良いので、とにかく熱量の強さを買ってもらえるように努力しましょう。
例えば…
などで構いません。
ここで肝心なことは何を言うかではなく、熱意を買ってもらうことです。
しかしただ単に「○○市のこんなところが好きだ!」と言ってもパンチが弱いので、最低限その根拠や理由などは付け足すようにしましょう。
実際に町を散策することも大切
その町の好きな部分が中々見つからないという方は、実際に町を散策することをオススメします。
足を運んで町の雰囲気や住民性などを肌で感じることで、何か見えてくる部分があると思います。
また散策や地域の行事・イベントの参加などを通して、なぜ好きなのかといったところまで自分の中に落とし込めると良いです。
地元以外の志望動機を作るなら:③採用側に仲間意識を芽生えさせる
地元以外の志望動機を作るなら採用側に仲間意識を芽生えさせましょう。
評価者が人である以上、心理学的なアプローチなども必須。
ぜひこの人が組織に加わってもらいたい!という印象を与えることが肝心です。
例えば…
などが効果的です。
庁舎見学に関してはまず、実際に足を運んだという事実に対して熱意を買ってもらい…
その上で「一人一人の職員の意識が高くて仲間の輪に入りたいと思った~」などのテンプレを組み込めば、試験官に仲間意識が生じるでしょう。
また試験官の共感を得ることも大切
試験官の共感を得るとは「うんうん、そうだね」「君の言うとおりだ」「ちゃんと勉強しているな」と感心させるということです。
何も難しいことを言っているわけでなく、年報や白書を通して知った課題や対策などを説得力ある形でまとめておけば良いんですよ。
ハッキリ言って新しいアイデアや取り組みを考案するのは、素人はおろかその道何十年のベテランにも無理です。
つまり採用側は新しく入ってきたひよっ子が革命家となって即戦力として活躍するとは1ミリも思っていません。
なので既にある情報をきちんと整理して自分の意見を交えることで「この町を良く知っているな」「やる気がありそうだ」と共感・感心させて、仲間に入れたいと思わせることを狙いましょう。
【公務員試験】地元以外の志望動機を作るポイント
熱意の強さを訴える
地元以外の志望動機を作るなら熱意の強さを訴えましょう。
前述しましたが、採用側は新しく入ってきた素人が活躍するのは無理であると承知済み。
ではどんな人材を求めているかというと、熱意が強くてやる気があって組織に貢献してくれる人間です。
なのでこの点は合格を狙う上で重要なことというよりも、合格するための前提条件になります。
また地元以外であれば…
この辺りを理由づけた上で、その自治体で働きたい情熱を伝える必要があります。
正直なところ、地元以外の受験には何か裏の意図があることは採用側も想定済み。
なのでそれを跳ね返すくらいには熱意を買ってもらわなければなりません。
・地元と比較して優れている点
・劣っている点
・改善点
この辺りの把握はマストで、「それ地元で良くない?」という採用側の疑問に反論できるできる材料を見つけておきましょう。
面接官の立場になって考える
地元以外の志望動機を作る際は、一度面接官の立場になって考えてみましょう。
自分が面接官の立場になってみることで見えてくる視点があると思います。
ここで見つかったネガティブな要素は全て潰すように意識しましょう。
また地元以外なのに受験してくる志願者はたくさんいます。
なのでそういった受験生と差別化を狙う戦略も必須です。
①採用側にインパクトを残す
②自分だけの強みをPR
③好印象を与える内容
このあたりを考慮して志望動機を作る必要があります。
またこれを最も簡単に伝える方法は、自分にしかない超強い武器を持つことです。
などです。
しかしこれらの強みがないという方がほとんどだと思います。
その場合は現状①これから作っていく、または②経歴や実績を捻り出して表現を変える、しかありません。
マインドマップやキャリアサービスを通して徹底的に自己分析してみましょう。
自分にしかない経験や小さな実績が必ずあるはずです。
また①の「これから作っていく」という手段は、難しそうで案外そうでもありません。
一念発起して本を読みまくれば、年間読書量300冊という域にも到達可能ですし、それはそれで立派な強みです。
自分の得意なことや興味のある分野で「これなら評価してくれるかも」という実績を見出すことができれば、十分達成できる課題です。
やりたい業務を明確にする
志望動機を作る際はやりたい業務を明確にしましょう。
最低限、希望する部署とそこでどんな仕事をしたいかまでは組み込むようにしましょう。
簡単な例だと…
このようなイメージです。
ハッキリ言って希望部署でどんな仕事をしたいかまでを作れる受験生は全体の1割です。
ほぼすべての受験生が「○○だから志望しました~」や「△△がきっかけで~」というような、受験しようと思ったきっかけだけで終わらせてしまいます。
逆を言うと希望部署まで組み込めば
それだけで上位1割に食い込めます
同時に具体性のあるキャリアプランは試験官に熱意を与えることができます。
なのでその自治体で①どの部署のどの係に行きたいか、②そこでどんな仕事をしたいか、この2点は必ず意識して志望動機を作りましょう。
【NG】待遇や収入面に関しては絶対に褒めない
収入面や福利厚生が良いからといったネガティブな要素は志望動機に組み込んではいけません。
極端な話、組織が求めているのは収入なんてどうでもいいからとにかくこの町に貢献したい!という受験生です。
また、そもそも市民の公益を追求する立場にある公務員が収入面や福利厚生の良さを目的として志願してくることは、組織の根本に反しています。
少しでも下心が見えたら
一発アウトです
なので収入や福利厚生面を志望動機に組み込むことは絶対に避けましょう。
具体的には…
このような文言は地雷だと思ってください。
【例文】地元以外の志望動機について
これまでの解説を元に実際に志望動機の例文を3パターン考案しました。
割と長文になってしまったので、一部を切り取っていただくなり要所要所抜き出してもらっても構いませんのでご自由にお使いください。
※コピペバレ防止のため、丸々組み込むことは推奨しません。
【例文1】地元以外の志望動機
【例文2】地元以外の志望動機
【例文3】地元以外の志望動機
【公務員試験】地元以外の受験で重要なことは?
地元以外の公務員試験を受けるなら徹底的に情報収集をする
地元以外の自治体を受けるなら、事前の情報収集は必須です。
なのでホームページや年報の情報は丸暗記するくらいのイメージで臨まなければなりません。
また…
これらは最低限押さえておくようにしましょう。
また情報を集めておけば志望動機を作る上でも幅が広がるので、頭に詰め込んでおくことに越したことはないです。
地元以外の公務員試験を受ける前に庁舎を訪問しておく
時間に余裕がある方は、事前にアポを取って実際に庁舎を見学しに行きましょう。
職場見学のメリット
思っている以上に職場見学で得られるメリットはデカいです。
また現職の方から業務や自治体の話を詳しく聞けるチャンスですし、自分にしか知りえない情報を得る絶好の機会です。
行動を起こすことは必ずプラスに働くので、勇気を出して足を運んでみましょう。
地元以外の自治体の市長の名前を調べておく
意外と多くの受験生が落としがちですが、最低でも市長クラスの管理職の名前は憶えておきましょう。
同時にフルネームの漢字でも書けるようにしておきましょう。
市長の名前を知らないのは
社長の名前を知らないのと同じ
公務員として働く以上、市長の名前を知らないことは自分のボスが誰だけ分からないと言っているようなものです。
面接で答えられなかった場合、どんなに良い面接ができても、このたった一問で試験官をガッカリさせてしまいます。
そんなしょうもないことは絶対に避けたいので、この点は確実に押さえておきましょう。
【まとめ】公務員試験で地元以外の志望動機を作るには?
・その自治体だけの強みを探す
・年報や白書に目を通す
・実際に町を散策することも重要
・試験官に仲間意識を芽生えさせる
・最も重要なことは熱意を伝えること
・面接官の立場になって考える
・自分にしかない武器を持つ
・やりたい業務を明確にする
・収入面や福利厚生を褒めるのはNG
・情報収集は徹底的に
・庁舎見学は必ずしておく
・市長の名前は必ず頭に入れておく
・
今回は地元以外の自治体を受験する場合の志望動機について解説しました。
「地元に貢献したい」というワードが使えないので、色々と工夫することが重要です。
以下の記事は消防士を目指す方に向けて解説した記事ですが、公務員試験全般に応用できる内容となっていますので、ぜひ併せて読んでみて下さい。