今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。
筆者のプロフィール
・元消防士で現在はフリーランス
・Fラン大から倍率20倍消防局合格
・公務員試験は3回合格した経験あり
消防に関する試験対策については精通しているので、参考になる情報が発信できるはずです。
この記事を読むことで、消防士になるためにどの予備校に通うべきかを知ることができます。
本記事で分かる内容
まず始めに結論です!
それでは詳しく解説していきます!
消防士になるためのオススメ予備校3選
オススメは「クレアール」「LEC」「資格の大原」
予備校の比較表
各予備校のまとめ
受講料の比較
また資格の大原にはこの他にも「東京消防庁速修コース」や「春受験・秋受験」と様々な区分があります。
クレアール
・予備校の中で受講料が最も安い
・無駄な学習を省くコンセプト
・「安心保証プラン」で1年間延長
普通コース | 180,000円 |
---|---|
速修コース | 160,000円 |
安心保証プラン | +20,000円 |
クレアールのメリット
①:業界最安値
各予備校の受講料を比較するとその差は一目瞭然です。
クレアールは業界でも受講料が最も安く、コスパが良いことで定評があります。
ですので「とにかく費用を安くしたい!」という方に向いている予備校ですね。
②:「非常識合格法」を採用
筆者の過去記事でも参照できますが、公務員試験では「重点を置いて勉強する科目」と「捨て科目」を明確にさせることが合格のカギです。
クレアールが採用している非常識合格法とは、まさしく重点科目に主眼を置いて得点力アップにつなげる合理的な学習法のことです。
非常識合格法
クレアールによる徹底的な過去問分析により、膨大な学習範囲から得点率の高い部分をピックアップした要領の良い学習を行えます。
また出題頻度がレベル別で表記されているのは分かりやすくて便利ですね。
③:「安心保証プラン」制度
諸事情により学習が間に合わなくなってしまったり、費用が足りなくなってしまった場合でも、1年間学習を延長できる「安心保証プラン」をオプションできます。
さらに、もしも試験に落ちてしまっても次年度の本試験までサポートを延長してくれるので、かなり受験者に優しいサービスです。
このように思う方でも、最悪1年間の延長ができる保険が付いていることはとても心強いのではないでしょうか?
なので予備校に通ったことがない予備校初心者の方にうってつけのプランですね。
クレアールのデメリット
①:講師の質に差がある
これはどの予備校にも共通していそうですが、特にクレアールは「講師の熱意の温度差がすごい」という口コミを目にします。
もちろん講師陣も全員が公務員経験者ではないので、指導力や熱意に差が生じてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
②:面接のサポートが不十分
オンライン模擬面接は1次試験合格者のみに限られています。
なので筆記が1次試験の自治体がほとんである公務員試験において、早期からの面接対策は不可能ということになります。
また対面での模擬面接は東京都の水道橋本館でしか行うことができないため、首都圏以外の方が対面模擬面接を行うには厳しいものがあります。
面接の練習はやはり対面で行っておくべきというのが筆者の見解です。
というのも、本番さながらのピリッとした雰囲気や緊張感は対面での模擬練習をでなければ味わえないからです。
緊張感のある中、落ち着いて自分の言葉を表現する力は対面面接を通してしか身につきません。
どうしてもオンライン面接だけでは得られないものはあるので、面接が苦手という方にとってはサポートが不十分だと感じてしまうかもしれません。
【公式】クレアールの評判・口コミ
簿記は独学だと変な覚え方をしてしまうらしく、人から教えてもらった方が良いらしいので安くて評判が良いクレアールさんに資料請求。
速攻届きました。仕事が早い!!
— コーヒーほりっく (@coffee_523588) October 15, 2021
2級まで使ってた大原の通信講座か、評判よさそうなクレアールにするか悩む~
— kyosuke@TOU入学予定 (@kyosuke30591335) October 27, 2021
クレアールの良い口コミ
・担任が親身になってくれる
・数的処理が一から学べる
・面接、論文対策が分かりやすい
・経済学未経験でも分かりやすい
・担任にいつでも相談できる
・キャンペーンが多く受講料を下げやすい
クレアールの悪い口コミ
・教材が多すぎて手を付けづらい
・テキストに誤字がみられる
・講師によって分かりやすさが違う
LEC 東京リーガルマインド
・充実した面接対策が受けられる
・的中率の高い模試の実施
・いつでも相談できる担任制
普通コース料金:215,000円
LEC 東京リーガルマインドのメリット
①:面接対策が手厚い
LECが他の予備校と異なるメリットは面接対策のサポートが非常に充実している点です。
・回数無制限の模擬面接
・エントリーシートの添削
・模擬集団討論の実施
面接や集団討論はオンライン通信で可能で、実践に近いリアルな面接対策を行えます。
また面接官は元公務員や人事担当者が担当するため、具体的で的確なアドバイスを得ることができるでしょう。
面接予約はネットで簡単にとることができますし、利用しやすいという点もメリットです。
まさしく「面接が苦手!」という方にとって、うってつけの予備校ですね。
②:的中率の高い模試の実施
LECでは職種別に分けて毎年、公務員模試を実施しています。
長年に渡る過去問分析により、的中率と精度の高い模擬試験を受験することが可能です。
最近の試験傾向を読み取った本番さながらの模擬試験を味わうことができ、自身の現状の実力を知ることができます。
③:担任制による個別指導
受講生一人一人に担任が付けられ、いつでもサポートが受けられます。
志望先や今後の学習スタイルについて助言をもらうことができ、筆記でつまずいた部分やピンとこない部分に対しても丁寧に指導してくれます。
また受講生の希望日時に合わせてホームルームが行われるので、常に最新の情報を得ることができます。
必ず訪れる不安な時期
しばらく勉強していると、そんな風に思う時期が必ずやってくるんですよね。
筆者自身も経験がありますが、公務員試験勉強を一人で闘うことは非常に不安です。
そういった時にも担任と相談でき、アドバイスをもらえることはとても励みになるのではないでしょうか。
LEC 東京リーガルマインドのデメリット
①:面接や模試など別料金が発生するオプションが多い
個別面接対策や模擬試験の受験には別途料金がかかるんですね。
なので受講料と合わせると割高になってしまうと感じる方もいると思います。
したがって表示の価格にプラスアルファで料金が上乗せされる前提で受講することが望ましいです。
②:受験期は面接予約が取りづらい
受験シーズン本番を迎えると面接予約が取りづらくなってしまうようです。
そもそも講師が人員不足の傾向にあるらしく、受験者全員に手が回せていないといったレビューも見受けられます。
本校でしか受けられない対面面接の予約を取ろうと思ってもすでに予約が埋まってしまい、住まいからめちゃくちゃ遠い場所でしか受けられないといったケースもあるようです。
受験期は面接予約を取りづらいので、面接対策は早くから動いておくべきです。
早めの時期から対策を行い、受験期になって慌てず余裕を持って試験に臨めるよう計画を立てておきましょう。
【公式】LEC 東京リーガルマインドの評判・口コミ
TACやLECは、さすが高いだけあっていい評判聞くことが多いです。
— みこ(通関士試験指導「みこ会」) (@miko_sakura5523) April 21, 2019
Twitter始めてから1ヶ月弱経つが、LECの良い評判を目にすることが多い気がする。
— いぬまる(公認会計士になりたい無職) (@niku_no_ginga) October 12, 2021
LEC 東京リーガルマインドの良い口コミ
・シンプルに評判がいい
・過小評価されすぎている
・教材が使いやすい
・数的処理が分かりやすい
・独学が苦手でも進められた
・社会人に優しい充実した通信講座
・教材が毎年更新されるので情報が新しい
LEC 東京リーガルマインドの悪い口コミ
・費用が高い
・担任からの返信が遅い
・面接予約が取りづらい
・模試受験に費用がかかる
資格の大原
・筆記教材の質が高いと評判
・消防官コースが多彩
普通コース | 224,000円 |
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公安系1.5年合格コース | 273,900円 |
公安系速修コース | 150,700円 |
東京消防庁コース | 191,400円 |
東京消防速修コース | 163,900円 |
資格の大原のメリット
①:筆記教材の質が高い
資格の大原の教材は頭一つ抜けて質が高いと評判です。
ちなみに倍率10倍の東京消防庁に内定をもらった筆者の友人曰く「正直、筆記対策は大原の教材だけでOK」だそうです。
彼は消防試験に何度も落ちた経験があり、予備校をいくつか渡り歩いた過去があるので予備校業界や教材についても詳しいんですよ。
そんな彼が「得点は100%上がる」と自信を持って主張できるほど、筆記教材のクオリティは高めです。
②:消防官コースが多彩
資格の大原は実に多彩なコース分けがされています。
消防官コースの例
・消防官合格コース
・東京消防庁合格コース
・各種の速修コース
・各種の秋受験コース
・高卒教養、大卒教養…etc
専門コースが実に多彩で自身の進路や弱点をピンポイントに絞り、それに特化した学習が行えます。
中には「1.5年合格コース」といった安全牌を取るものや、東京消防庁に特化したコースもあり、受講スタイルの幅がとても広いです。
資格の大原のデメリット
①:合格実績が不透明
資格の大原は毎年数多くの合格者を輩出している大手予備校ですが、合格者の母数がはっきりしていません。
また合格者の算出は「1次試験合格者」、「筆記試験合格者」となっているので、最終合格者の人数が不透明です。
2020年3月現在の公務員合格者の数は2万人を超えているため、かなりの功績ではありますが、何名中何名が合格したのかといった実際の合格率は不明です。
【公式】資格の大原の評判・口コミ
資格なら、ユーキャンより大原の教材の方が評判いいよー。
— まれ (@mgm_shsk) August 27, 2015
資格受験ノウハウ8:資格学校選択。私は独学だったので、学校に通ったことがありません。しかし知人や各方面の情報から総合的な私見を書きます。総合力はTAC。逆に中規模で評判が良いのがクレアール。その間に、LEC、大原などがある。ただし監査人(CIA)とUSCPAはアビタスの一択。あとは専門性次第。
— うーやん@資格の道 (@uyan_2020) July 28, 2020
資格の大原の良い口コミ
・テキストの内容が濃い
・講師が熱心だった
・☆マークで問題の重要度が分かる
・反復するだけで得点が上がった
・カリキュラムがしっかりしている
・質問しやすい環境だった
・個人に合わせた解法を提案してくれる
資格の大原の悪い口コミ
・web教材が使いにくい
・小論文の対策がない
・生徒数が多く返信が遅い
・面接指導は効果を感じられない
【消防士の予備校】目的別で選ぶならココ
社会人でも受講できる通信講座
・通信講座に特化している
・最悪1年間延長できる
・無駄のない効率的な学習
こんな方にはクレアールをオススメします。
通信講座に特化したクレアールではいつでもどこでもwebを通じて通信講座を受けることができ、まさしく仕事に追われる社会人向けの予備校です。
【公式】面接対策に重点を置きたい
・回数無制限の模擬面接
・模擬集団討論も実施
・ESの添削無制限
こんな方にオススメな予備校は「LEC東京リーガルマインド」です。
オンライン通話を利用して無制限に模擬面接が受けられるので、面接に苦手意識がある方は利用すると良いでしょう。
ただ対面面接は東京都の水道橋本館でしか実施していない点には注意です。
筆記試験がとにかく不安
・質の高い教材
・筆記教材の評判が良い
・相談を通して別な解法を教えてくれる
そんな方は資格の大原がオススメです。
筆記教材の質が高いと定評があり、いまいちピンとこない問題に対しては別の解法をレクチャーしてくれます。
完全未経験でも一から分かる教材になっているので、筆記試験を克服したい方は利用すると良いでしょう。
【消防士の予備校】予備校を使う注意点
筆者的に予備校は不要
断言しますが消防職員採用試験程度なら、勉強次第で誰でも合格できます。
それはFラン大学卒(偏差値38)だった私が倍率20倍の消防局に合格できた実体験が根拠です。
これは「底辺の私がどうすれば消防士になれるか」ということを誰よりも考え、工夫してきた自信があるからこその気づきです。
もちろん予備校を利用するよりも独学で合格を勝ち取る方が費用も掛かりませんしお得です。
なので個人的には予備校の利用は不要派です。
ですが以下に当てはまるのような方は予備校の利用を検討して良いと思います。
・社会人で通学が難しい人
・具体的なアドバイスをもらいたい人
・お金を払えばやらざるを得ないと思える人
逆にこれに該当しない方は、必死で勉強して独学で合格を目指すことをオススメします。
予備校は使い倒した方がお得
せっかく予備校を利用すると決めたのなら、予備校のサポートを使い倒しましょう。
高いお金を払っているのに、その恩恵を十分に利用しない手はありません。
なので「模試に別途料金がかかるから…」などと渋らず、積極的に予備校の制度を活用しましょう。
自分から動く必要がある
予備校のサポートを存分に受けるためには、自分から動く必要があります。
というのも、数の多い受験者を抱えている大手予備校は全ての学生に手が回らないという事態が起こります。
そうすると何もされずに放置される可能性があります。
田舎は不利
予備校を利用する上で注意しておくべきことは、田舎は圧倒的に不利だということです。
予備校によっては模試や模擬面接を指定された校舎でしか実施していない所もありますし、地方だとアクセスが悪いからです。
特に首都圏以外の方は、基本的に遠方から足を運ぶことになります。
ですので地方住まいは通信講座にしても、通学にしても予備校の利用は不利になることをあらかじめ把握しておきましょう。
【消防士の予備校】まとめ
・予備校は基本的に不要
・利用するなら慎重に選ぶ
・目的別で選ぶのがオススメ
いかがだったでしょうか?
最近では様々な予備校があってどこに通おうか迷ってしまいますよね。
通ってからしか分からないこともありますし、なるべく後悔しない選択をしたいものです。
今回の記事が予備校に迷っている方の参考になったら幸いです。
本記事は以上となります!