今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。
地方消防局に勤めていた元消防士で、現在はブログの運営を行っているフリーランスです。なので消防の内部事情には精通しています。ネットビジネスについて勉強中のプチノマドです。
本記事を読むことで以下のことが分かります!
消防士の寿命は短いのか
A.信頼性の高いデータはありませんが、確実に短いです。平均寿命は65歳とも言われています。
消防士の寿命が短い理由6選
・ストレスが大きい&多い
・睡眠時間が短い
・不規則な生活リズム
・肉体的に無理しがち
・人間関係、職場環境が良くない
・ストレス発散が派手
ストレスが大きい&多い
消防士がストレスを受ける機会は多く、それも強めです。
消防士は時に危険な現場に出動して活動することがあります。
例えば…
自分の命を張って活動することや、仲間の命を預かって活動することも往々にしてあります。
100歩譲って自分がケガをするならまだしも、最悪仲間の命を危険にさらすことだってあります。
ですから体の疲労だけではなく、精神的にも結構くるものがあるんですよね。
これらの現場へいつ指令が入るのか、またその際、現場活動を無事にこなして帰って来れるか…
プレッシャーがのしかかり、不安が付きません。
24時間勤務という勤務形態も寿命を短くする要因の一つです。
丸一日勤務することになるので、嫌な上司と共同生活を強いられます。
また若い内は常に気を張って上司のご機嫌を取ったり、気配りの配慮をしなければならないので、休まる時間がまったくありません。
睡眠時間が短い
消防士には「仮眠時間」が設けられていますが、ずっと寝ていられるわけではありません。
真夜中の出動
仮眠中だろうが入浴中だろうが指令が入れば現場に向かわねばなりません。
ですので真夜中に出動が入ることもあり、場合にもよりますが1件の事案につき大体1~2時間程度はかかります。
これが火災ともなれば、朝まで活動することもしばしば…
消防の中でも救急隊は特に出動の多い隊です。
最近では救急車の適正利用の促進がなされていますが、日中の連続出動は当たり前、昼食を摂れないまま夜に帰ってくることもあります。
もちろん夜中の出動も多いので、睡眠不足は避けられません。
深夜帯の窓口対応
消防には「夜間勤務」なるものが存在します。
要するに署の受付での窓口対応です。
消防署は24時間開いていなければいけませんので、誰かが窓口対応に従事する必要があるわけです。
日によって夜間勤務に従事する時間が変わり、夜中の中途半端な時間帯にあたってしまうと分割睡眠は必至。
睡眠は浅くもなりますし、変に目が冴えて眠れなくなってしまうこともあります。
不規則な生活リズム
前の見出しで説明した通り夜間勤務に従事する時間帯が日変わりなので、眠りに入る時間も毎当番変わります。
また勤務明けの非番日にも生活リズムは崩れがちです。
勤務中あまり眠れなかったりすると、どうしても非番日は夕方や夜まで寝てしまったりすることがあります。
そうして夜は目が冴えてしまってあまり眠れず、次の当番を迎えるなんてことも。
食事を摂る時間にもバラつきが出るので、生活サイクルがめちゃくちゃなことになりがちです。
肉体的に無理しがち
職業上仕方のないことではありますが、日中に訓練や筋トレで肉体をガンガン追い込むこともあります。
もちろん体がヘトヘトでも少し体調が悪くとも、出動指令が入れば絶対です。
「体がもちません…」
「疲れたので無理です」
なんて泣き言は通用しない世界です笑
それに加えて睡眠時間も短くなりがちなので、疲労を取りにくいんですよね。
人間関係・職場環境が良くない
一般の方がイメージする通り、やはり消防の世界は体育会系の業界です。
訓練のミスで行うペナルティ(例えば腕立て伏せ50回)は指導でしょうか?パワハラでしょうか?笑
消防の世界には独特な風土や慣習がある
その他にも一般の企業勤めの方から考えると、あり得ないような常識がたくさんあります。
必要以上に厳しい上下関係や、上司の威圧的な態度、若者への価値観の押し付けなど、やっぱり消防はまだまだそんな風習が根強く残っています。
ストレス発散が派手
消防士は受けるストレスが強いため、発散の手段も派手になりがちです。
などなど、健康に良くない娯楽や習慣で発散しようとします。
なおかつ非番や週休など休みが多いので、24時間をフルで使って発散することも容易です。
普段の仕事のストレスの反動が大きいという点も寿命を縮めている要因の一つです。
消防士の寿命が短いなら:解決策
消防士の寿命を延ばす解決策:①とにかく寝させる
眠たそうな時は寝てもらって、起きるまでそっとしておきましょう。
24時間勤務は思っている以上に大変です。
仮眠時間があるとはいえ、フルで使ってぐっすり眠れるなんてほとんどありませんからね。
削れた寿命を少しでも睡眠で補っているわけですから、本人の気の済むまで寝させましょう。
消防士は危険な職業です。
命を落とすこともあり得るような現場で日々活動していますので、大目に見てあげてください。
消防士の寿命を延ばす解決策:②家事は極力こなしてあげる
正直、一人暮らしの消防士はかなり厳しいです。
そんな時に炊事、洗濯、家事全般をこなしてくれるパートナーがいると、めちゃくちゃ励みになります。
あまり眠れなかった当番日や仕事が立て込んだ日の明けは、夕方や夜まで寝てしまうことも多々あります。
ですので「あれしろ!これしろ!」と家事を強いるのではなく、パートナーの方が極力サポートできるようにしてくれると大変助かります。
寿命が延びると言っても過言ではないです。
消防士の寿命を延ばす解決策:③転職を勧める
これは解決策というか、あまりにも消防士の彼氏や旦那さんがしんどそうな時にとる手段です。
実際、消防士の平均寿命をはっきりとデータで表している文献はありませんが、確実に短命です。
筆者が現役の時を思い返すと、長年現場で活動していたベテランさんや定年退職者など、周囲にいた方はみな短命でした。
ですのでパートナーが仕事のことで思い悩んでいたり、しんどそうであれば転職を勧めるのも一つの手です。
公務員は「公務員をやめてはいけない呪い」にかかりがちです。
周りを取り巻く人々や、公務員の方自身も「公務員を辞めるなんてもったいない」と思う方がほとんどでしょう。
しかし実際のところ福利厚生が良いとはいえ給料は低い職業ですし、この先安泰とも言い切れないというのが現状です。
それに確実に寿命が縮む職業なので、変に難しく思い詰めずさっさと転職してしまった方が健康的な日常を送れます。
【消防士の寿命は短い】まとめ
・消防士は確実に短命
・原因はストレスと睡眠不足と生活習慣
・パートナーが支えることが重要
いかがだったでしょうか。
消防士はストレスが多く、危険な現場で活動することもあるので、精神的・肉体的な負荷が強くかかる職業です。
睡眠不足は避けられませんし、不規則な生活リズムになりがちなので寿命が短い消防士が多い印象です。
ですのでパートナーの方は、この記事を参考にしてサポートしていただけると彼氏や旦那さんも健康的な生活を送れるはずです!
今回は以上となります!最後までご覧いただきありがとうございました。