消防士について PR

消防士は休みにお酒を飲んでも大丈夫?

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消防士は休みの日でも招集が入ったら職場に行くんですよね?
じゃあ非番や休みの日は当然お酒飲んじゃダメ?

今回はこんな疑問を持つ方へ向けての記事となります。

こんにちは、にえふです。私は地方消防局に勤めていた元消防士で、現在はブログの運営や物販を営んでいるフリーランスです。

消防士は休みが多いと聞いたことはありませんか?

非番を休みと換算するなら、確かに他の職種と比べて休日数が多いいです。一方で、大規模な災害が起こった時などは招集がかかることがあります。非番日はもちろん、休みの日でも場合によっては消防署に集まらなければいけないんですよ。ここで問題になってくるのが非番や休みにお酒を飲んでもいいのか?という疑問です。お酒を飲んでしまったら当然運転はできないので、招集場所に向かえません…

今回は消防士の非番や休みにおける飲酒事情を解説していきます!

本記事では以下がご覧になれます

・非番や休みにお酒を飲んでもいいの?
・飲んでしまった時に招集がかかったら
・招集はどのくらいの頻度であるの?

非番や休みに飲酒してもいいのか

A.問題ありませんが、条件があります。

飲酒は問題ない

非番と休みは酒で発散!

結論から言うと、非番・休みにお酒を飲んでも問題ありません。理由は単純で、いかなる場合も招集できる程度の人数は確保されているからです。ですので、端的に言うならいくらでも「替が利く」ということになります。

また、はっきり言って飲酒を禁止してしまうと99%の消防士が招集できなくなります

ただし注意が必要

日常生活で起きる突発的な招集は予測できないので、お酒を飲んでも問題ありません。ただし例外もあります。それは台風や国内で大災害が起きた時など、招集が予測される場合です。

台風による風害や水害にも消防士は対応しなきゃいけないんですよ。そして台風の場合はニュースや気象情報を見て勢力の強さだったり進路がある程度予測できますよね。ですので招集される可能性が高いと前もって予想できる場合は、酒は飲まないよう圧をかけられます。

飲んでしまった時に招集がかかったら…

A.「飲んじゃったなら仕方ないね笑」くらいで済みます。

ブラック消防本部でなければ大丈夫

お酒は社会人の唯一の現実逃避アイテムです。嫌なことを忘れられる魔法のジュースですね笑。私が消防士だった時もお酒を飲まない職員は超少数派でした。ですので社会人が飲酒することは当たり前だという共通認識もありますし、余程のブラック本部でない限りは笑って許してくれます。

他の人を呼ぶので問題なし

電話した職員が署に来れない場合、他の職員に招集をかけます。有事の際に招集をかけられる程度の人員は確保されているというわけです。

ですので招集をかける側も「断る奴もいるだろう」とあらかじめ想定して電話をかけるわけです。ちなみに招集は義務なので、本来ならば必ず応じなければなりません。当たり前ですね笑

招集の頻度は?

A.本部によって全然違います。

消防本部の規模による

これは消防本部の規模によって大きな差があるんですよね。というのも、大都市管轄で十分な人員が確保されている本部では招集をかけなくても賄えるでしょうし、反対に田舎管轄や規模の小さい本部などの人手が足りない組織だと招集も多くなることが考えられます。とはいえ、規模の小さい消防本部の管轄区は基本的に人口が少ない市町村が多く、出動件数も少ないので、全国的に見ても招集の頻度はおおよそ同じくらいなのかなとも思います。

参考までに、私の所属だった消防局は中核市(人口20万人以上)管轄の本部でしたが、招集頻度はおおよそ1ヶ月に2〜3回というくらいでした。

招集を食らわない裏技2選

・管轄地域外に住む
・酒を飲んでしまったと伝える

管轄区域外に住む

冗談じゃない!休みは堪能したい!非番に招集なんて溜まったもんじゃない!

こう考える消防士を目指すそこのあなたは市町村外に住む、または地元から通うという手段が有効です。基本的に招集をかける時は、職場に近い職員から順に電話をかけていくんですよ。大災害なら別ですが、招集をかける場合は一時の人員不足に他なりません。例えば管轄市町村の救急車がほとんど出払ってしまったり、火災で多くの車両が出動してしまった時などですかね。

ですので、1〜2時間もすれば大体の隊員が署に戻ってくるのでその時点で招集は解除になります。そんな時に本部から住まいが遠い職員を招集しても、署に着くまでに解除になることが考えられます。こんな理由があって、職場に近い職員から招集するのが一般的なんですね。

酒を飲んでしまった

はい、ここで使えます。各々理由があって招集に応じられない職員も本当にいるのかもしれませんが、飲酒を言い訳に署に行けない〜という消防士も実際にいます笑

本当に飲んだか否かは判別できませんが、ある種の「断り文句」みたいになっている人もいます。そりゃ飲酒運転するわけにもいきませんし、酔っ払った状態で仕事をするのも大問題なので、無理に来いと言えないわけです。

まとめ

・消防士は休みの日にお酒を飲んでも大丈夫
・台風シーズンは要注意
・招集の頻度は本部によって差がある

いかがだったでしょうか?

消防士は休みの日でも招集があれば署に向かわなければなりません。ですがお酒を飲んでしまった消防士を呼ぶわけにもいきませんよね。ですので「お酒飲んで来れないのは仕方ない」というのが消防業界の認識です。台風シーズンや国内の大災害などの招集が予想される場合を除いては基本的に飲酒は自由です。

今回の記事が消防士を目指す方の参考になれば幸いです。本記事は以上となります!最後までご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
にえふ
元消防士の「にえふ」です。地方の消防局を退職後、現在は主にweb制作などを手掛けているフリーランス。倍率20倍消防局に合格した経験をもとに、試験対策ノウハウや消防に関する情報を発信しています。