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【明細公開】消防士のボーナスはいくら?元消防士が解説します

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消防士のボーナスってどれくらい?公務員だから結構もらえるイメージがあるんだけど…。

 

消防士や公務員の給料やボーナスってどれくらいもらえるか興味ありますよね。

 

この記事の信頼性

・元消防士で現在はフリーランス
・Fラン大から倍率20倍消防局合格
・消防の内部事情に詳しい

 

元消防士として勤務していたので、消防士の収入やお財布事情には詳しいつもりです。

 

この記事を読むことで「消防士のボーナスはどれくらいか」が分かるようになります。

 

この記事で解決できる疑問

・消防士のボーナスはいくら?

・ボーナスの伸び率はいいの?

・平均はどれくらいなの?

 

まず始めに結論です!

 

結論

①本部によってかなり違う

②場所による格差が大きい

③ネットの情報はあてになりません

④筆者の初ボーナスは手取り40万円

 

それでは詳しく解説していきます!

 

関連情報

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【明細公開】消防士の初ボーナスについて

消防学校時の初ボーナスは10万円前後

・総支給=15万4404円
・手取り=12万6324円

 

これは筆者が消防学校時代に貰った初ボーナスの給与明細です。

 

まだなので採用されて2ヵ月ほどなので、十分な額のボーナスが貰えるわけではありません。

 

もらえる額は本部によって違いますが、消防学校時の初ボーナスは10万円前後になると思われます。

 

ちなみに配属1年目の冬ボーナスは満額もらえるので、これが大体40万円ほど。

 

つまり1年目のボーナスは…

年間合計で50万円くらい

 

したがってどの消防本部でも消防士1年目のボーナス額は、40~50万円程度であると推測されます。

 

・消防学校時のボーナスは低い

・どこも大体10万円前後に落ち着く

・1年目のボーナスは計40~50万円が相場

消防士2年目のボーナスは約80万円でした

そして以下は消防学校を卒業し、所属に配属されてから支給されたボーナスです。

 

配属後の夏ボーナス

配属後の冬ボーナス

夏:手取り額=43万6円
冬:手取り額=41万1571円

 

ちなみにもらえる額はというと、夏冬合わせて大体4~4.5ヶ月分の給与所得。

 

給与額に幅を持たせている理由は、公務員のボーナスは時の景気や情勢によって左右されやすいからです。

 

ちなみに令和4年現在は

4.45ヶ月分の給与が支給予定

 

また、夏と冬でもらえる額にほとんど差がありません。

 

ちなみに筆者が勤めていた消防本部は地方の中核市。

 

規模は人口50万人を超えており、政令市にも昇格できるようなそこそこ発展した市町村の消防局でした。

 

ちなみに1年目でこの給与額は

「かなりいい方」です

 

財政が潤った市町村だったので、ボーナスだけでなく月収も全国的に見て高い方でした。

 

なので一般的な地方・田舎消防本部だと30~35万円が手取りのボーナス相場だと思われます。

 

したがって消防士1年目のボーナス支給額は約60~80万円ほどでしょう。

 

・配属後に高いボーナスが期待できる

・1回あたり30~35万円がボーナスの相場

・夏と冬で貰える額にほとんど差はない

・1年目のボーナスは年間70万円くらい

消防士のボーナスはいつ貰える?

消防士のボーナスは夏と冬で年2回。

 

夏ボーナスは6月、冬ボーナスは12月に支給されます。

 

・夏ボーナス=6月

・冬ボーナス=12月

 

また、ボーナスは基本的に平日に支給されます。

 

なので土日祝祭日が絡む場合は、振り込み日が前倒しになります。

 

(例)12月10日に支給

→その年、12月10日は日曜日

→今年は12月8日(金)にするで

 

このような感じで支給日が休日と被ってしまう場合は、直近の平日にボーナスがもらえるわけです。

 

・消防士のボーナスは年2回

・夏と冬に支給される

・支給日が休日なら振り込みが前倒しに

消防士のボーナスは高い?

消防士のボーナスは本部による

消防士が給与されるボーナスの額は、消防本部によって差があります。

 

というのも、消防士は自治体の職員だからです。自治体職員の給与やボーナスは市町村の財政に左右されるんですよ。

 

もちろん、財政豊かな市町村であれば職員に支給できる給与も上がります。

 

しかしその逆も然り。

 

地方の田舎消防や慢性的な人員不足に苦しむ自治体では、当然給与やボーナスが下がります。

 

・消防士のボーナス額は本部により違う

・市町村の財政が豊か=ボーナスは上がる

・田舎や地方は給与額が低い傾向

消防士で高いボーナスが欲しいなら?

消防士で高いボーナスを望むなら東京消防庁一択です。

 

東京消防庁は何をとっても間違いなく日本一の消防本部です。

 

1類であれば、1回あたり45~50万円程度のボーナスが支給されるでしょう。

 

もちろんそれに続いて政令市や規模の大きい中核市でも、それなりのボーナスが見込めます。

 

ですが、やっぱり天下の東京さんには敵いません。

 

高卒1年目の手取り月収が30万円を超えることもある東京消防庁。当然、ボーナス面でも他の本部を圧倒した金額が期待できます。

 

・高いボーナスを望むなら東京一択

・政令市や中核市もそれなりに貰える

消防士の平均ボーナスはどれくらい?

ネット上の「消防士の平均ボーナス」はあてにならない

ハッキリ言ってネット上に記載されている情報は全くあてになりません。

 

なぜなら前述したとおり、消防士の収入は市町村の財政の影響を大きく受けるからです。

 

東京のような大規模本部は年間約100万円ほどのボーナスが給与されるのに対し、片や地方消防では70万円しか貰えないなんてざらにあります。

 

日本には700以上の消防本部があり、給与額もバラバラ。

 

そんな条件下で「平均値」を取ったところで、信頼できるデータは得られません。

 

「平均」は信頼性にかける言葉

 

消防士のボーナスは様々な要因に左右されます。

 

・消防本部

・年齢や階級

・世の経済状況

・救命士か否か

 

ざっと挙げただけでもこれだけ出てきます。

 

なのでボーナスの「平均値」を算出するよりかは年代別の「中央値」を算出した方がよっぽど信憑性が高いんですよ。

 

検索結果で得られた平均の情報を鵜吞みにしてはいけません。実際、現職や元消防士からすると「この算出の仕方はちょっと…」と感じる情報が多く出回っているのが現状です。

 

消防士のボーナスの中央値はどれくらい?

正直なところ、これに関しては算出しようがありません。

 

ですがそう言ってしまうと元も子もないので、筆者の独断と偏見で概算を出してみました。

 

【年代別】消防士のボーナス給与額【予想】

20~29歳60~100万円
30~39歳90~150万円
40~49歳120~180万円
50~59歳150~200万円
60代~200万円

※この情報は筆者の独断と偏見に基づく推測です。参考程度にご覧ください。

 

ちなみに階級など給与額に影響する要素は考慮していません。

 

何度も言いますが、ボーナスの中央値を算出するのは不可能。筆者の元同僚からの情報や職務経験をもとに予測を立てるほかありません。

 

なので±5~10万円前後の差はあると思って参照していただければと思います。

【消防士のボーナス】まとめ

 

まとめ

・ボーナスは消防本部によって違う
・その差は結構大きい
・ネットの情報はあてにならない
・ボーナスを左右する要因は多い
・消防学校時代はあまりもらえない
・20代の年間ボーナスは約70~100万円
・勤続年数とボーナスの額は比例する
・高いボーナスが欲しいなら東京消防庁
・地方や田舎消防本部は結構厳しい
・政令市などの大規模本部は結構もらえる
・ボーナス給与は年2回
・夏と冬(6月と12月)
・年間で4~4.7ヶ月分くらいが支給
・消防士の収入は地方の財政による
・もちろんボーナスも例外ではない

 

いかがだったでしょうか。

 

消防士は公務員だから収入が良いのでは?と思う方も多いと思います。

 

しかし実際は自治体(市町村)によってかなり差があるのが現実。

 

公務員だからと言って必ずしも高いボーナスがもらえるかというと、そうではありません。

 

特に東京消防庁と田舎本部などを比べると、その格差は非常に大きなものとなります。

 

消防士のボーナスはそれぞれ!

 

今回の記事が消防士について興味がある方の参考になれば幸いです。

 

本記事は以上となります!

 

ABOUT ME
にえふ
元消防士の「にえふ」です。地方の消防局を退職後、現在は主にweb制作などを手掛けているフリーランス。倍率20倍消防局に合格した経験をもとに、試験対策ノウハウや消防に関する情報を発信しています。